いっちゃんの記録
スタ☆レビ の 木蘭の涙
Ending Story??
「 分かりました。」
U先生が
Mさんと顔を見合わせ うなずきあった
酸素マスクが外され
いっちゃんの 弱い自発呼吸のみとなった
少しすると モニターのアラームが鳴り出した
涙が止まらなかった
みんなで いっちゃんを囲み
それぞれが いっちゃんの体に触れ、
撫でたり さすったりしながら 名前を呼んだ
「 いっちゃん、よぉがんばってんな 」
「 いっちゃん!!! いっちゃん!!!」
「 いっちゃん、えらいぞ!!!」
「 いっちゃんは お母さんの誇りやで 」
「 いっちゃん!!!ありがとうな・・・・・」
みんな、思い思いに声をかけた。
徐々に呼吸が弱くなった。
ピーピー ピーピー絶え間なく鳴っていたモニターのアラーム音を 先生が消した。
いっちゃんの呼吸音が よく聞こえた。
足の先が 紫色になってきた。
慌てて 足をさする
止めなきゃ 誰か止めて
ふと 顔を上げると
反対の足は
ちぃ兄が 泣きながら 必死にさすっていた
いや・・・・・ いやや・・・・・アカン・・・・・
私達は、泣きながら、必死に名前を呼び
必死に さすった
紫色になっていくのを 止められるかの様に
いっちゃんは すごく がんばって 生きていた
しっかり見届けてあげなきゃ
この、生きようとする彼のがんばりを
でも、それは 拷問のように苦しかった
ここだけ 酸素が足らなくなったみたいに
まるで 水底に 堕ちていくかの様に
息をするのも苦しかった
あぁぁ・・・・・ 私が 死にたい 代わりたい
呼吸の間隔が すごく ゆっくりになった
私は 急に、震えるほど 怖くなった
「 いやや ・・・ いやや・・・・ いやや・・・・・」
「 アカン!! いっちゃん
逝かんといてーーーー・・・」
私の声は 届かなかった
いっちゃんは、静かに 星になった
ホンマに 静かに
空に還っていった
ごめんね····· 助けてあげられなくて·····
みんな 声をあげて
ただ ただ 泣いた
大切な人に
大好きだと伝えたい
いつも愛してると伝えたい
ONE OK ROCK タイム
Wherever you are
歌い出しから ド直球で 《愛してるよ》
家族からの いっちゃんへの気持ち
スタ☆レビ の 木蘭の涙
すごい歌の力·····表現力と歌唱力
空へ旅立った大切な人を想う歌
やっぱり 最期の時は 思い出すの辛い
でも もう、ここに記録できたから
この場面 思い出すの 終わりにしたい
Ending Story??
いっちゃんには ぜひ
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いっちゃん、よくがんばったね
貴方を 誇りに思う
ずっと ずっと 愛してるよ
お母さんより