・・・以下つづき ・・・場面は転換


待合室で脅えているわが子に一生懸命呼びかける。


゛大丈夫 心配いらないよ 何か変なんだ。


あれはお芝居なんだ。 何かの間違いだからね。


これはきっと夢なんだ お父さんは大丈夫だよ すぐ帰れるから。


今日は 晩御飯は一緒に食べる日だからね 待ってるんだよ。゛


ああ・・・やはり通じない 手応えが無い。


映画 「ゴ-スト」 のような感じ。


もういい - もう見たくない・・・・・・・・


・・・・・・・また場面は転換。


ICU で寝ている自分。 動かない。


その横で妻がイスに座って見守っている。


遺体が安置され 妻が不寝番をしているようにも見える。


゛ 僕はまだ生きているんだろうか - もう死んでいるんだろうか ??  ゛


しかし こうして自分が自分を見ているということは・・・・・・


もしも夢でないとしたら・・・・・僕は死んでいるということになる・・・・・・・・・・


゛ まさか そんな馬鹿な !!! ゛


・・・・・以下つづく