初日迎えました。

普段メンバーたちと一緒にいるようでいないような、アンジュルムになってからの舞台の役もどこかメンバーたちとは違った立場や視点から演技をすることが多くなっていきました。
そんな中、今回はアタックNo.1で鮎原こずえ役をやらせていただいてます。
普段の状況を知っているとみんなと同じ世代、さらに下の世代の役をやることに少しの戸惑いがありましたし、ファンの方もきっと懸念されることだろうとも思っていました。

それでも私はとても嬉しかったこともあって、普段を当てた役ではなく本当に自分とは違う人物をお芝居できることでした。

ですが、実際やってみると、
高校生を私が演じようとしてしまうとうまくいきませんでした。年齢を自分の中で下げて鮎原こずえになっていたんです。
演出をしてくださっている星田さんから「意図的に年齢をさげようとしなくていい」とアドバイスをいただき、演技の仕方を変えてみました。

それから、
私が今の感覚で鮎原こずえを造形してほしいし、私が演じる鮎原こずえで良いとも言ってくださったんです。


ですが、今の私の感覚で役を造形することが初めての経験だし、そこに様々な戸惑いもありました。今まで、お芝居の中には自分の意思を入れないことを目指してたし、それがお芝居だと思ってました。
なので、今回は100%鮎原こずえとして生きるのではなく、私が演じる鮎原こずえになっています。

お芝居のときは、私というよりもその役を楽しんでもらいたいと思っていたのですが、今回はそんな方法でお芝居を作ったので、
私に見えることも、どこか重ねて見えてしまうこともあるかもしれません。
お芝居をやっているのにそこに和田彩花を見られるのはあまり嬉しいことではないですが、そう見せるお芝居として今回は最後までやってみようという心持ちです!
がんばってます。


それから、普段、アンジュルムという青春を謳歌する、謳歌し尽くしている私達がアタックNo.1という物語の中で青春を謳歌します。
フィクションのはずが、これは?アンジュルムを見ているのか?アンジュルムの普段じゃないか?と錯覚してしまうほどの感覚を楽しんでもらえたら嬉しいです。
また、その逆もあるかと思います。





普段の自分の立ち位置は、
何かを偽ってまで己を表現しようとは思わないのですが、お芝居だけはとことん偽ってまで演じようとする自分がいます。
本当に不思議なんですが、それがとても楽しいんです。





アタックNo.1
ぜひ見に来てください。
新宿、全労済ホール スペース・ゼロで行なっています。
12月9日まで。