12/27 ドーナッツ

 
 
昨日は実の兄 しょうの さんと
昼過ぎから夜までレコーディングしてた
 
それで思ったのは
 
彼はもう
 
光になってしまったみたいなんだ
 
 
途中
2人はベランダで煙を吸って
話をしていたんだけど
 
 
「メジャーデビューいけるかな」
なんて俗的なことを言うぼくに
 
彼は言った
「メジャーとかは いいかな
もう何もなくなったから」
 
 
意味深な言葉は
 
吸った煙を吐いただけ
 
と思わせるような
不思議な響きを帯びて
風の中に消えていった
 
 
 
しょうのさんとは月に2〜3度会うくらいだから
 
なんだか
ぼくは嬉しかったよ
 
 
 
そうか
 
やっぱりあなたは
 
光だったのか
 
 
 
ただそこにあるだけ
 
光というエネルギーが。
 
 
 
これまでを振り返ると
ぼくは
あなたに良くも悪くも導かれてきた
んだろうな
 
 
 
メジャーデビューとか
世界に伝えたいとか
あの子を幸せにしたいとか
 
 
どうでも良くなった
 
それはもう
そういうことになってもならなくても
ぼくに出来るのは
今この瞬間を楽しむことだから
 
 
ビートルズみたいな世界的ヒットはしなくても
 
ローリングストーンズみたいに
息が続く限り唄えていれば良いんじゃないかな
 
 
 
 
【どうでもどうなつ】
 
というわけで
今朝起きたら
また一曲生まれてきたよ
 
 
『どうでもどうなつ
作詞作曲 手塚日南人
 
 
どうでもいい を一言換えて
どうあってもいい と
どうでもいい に一声添えて
どうでもいいよ とするだけで
どうやら気分が違う
ドーナッツ食べてたみたいに
あの人もほら笑顔がいいよ
 
動物みたいなドーナッツ
あれはなんでライオンみたいなの
色なのかな 形かな
夢がつまった穴なのかな
 
原爆一つおとしたとしても
どうでもいい顔するのは
どうにかしようと立ち上がる氣を
どこかに置いてきたからなのかな
どうやらこれはアカンなって
ドーナッツ食べて思わないのと一緒
あの人もほら鈍感になっちゃった
 
動物みたいなドーナッツ
あれはなんでライオンみたいなの
マスコミかな 食べたれたかな
夢をみているだけなのかな
 
どうでもよくないことだから
どうでもいいように準備しよう
どうせよくなる未来ならば
息をするだけでもいい
ドーナッツ食べてもいい
どうせなら元気であってくれ
 
 
↓YouTubeで聴いてみる↓
 
 
 
 
【禁煙の意味するところ】
 
レコーディングの最後
ぼくが歌のコーラスを入れるのに手こずっていたら
録音用のiPadの電源も落ちた
 
 
悩むぼくを余所目に
 
しょうのさんは
「ちょっと外行ってくる
22時前に戻るよ」
といって
 
23時過ぎに帰ってきたんだけど
 
 
その頃には
ぼくも精神的な落ち着きを取り戻していて
 
 
「やっぱり”めいそうすぃがれつ”としてはたばこ吸わないとね」
「禁煙したら解散だな」
 
というベランダでのやりとりを最後に
 
昨日のレコーディングを終えたんだクローバー
 
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