『野良猫になりたかった』
2017.9.24.日曜日.手塚日南人


愛のために
機械みたいに
働くあなたへ

ぼくはここで
唄を歌って
生きる歓び
感じていいかい

言葉にできない
気持ちがいっぱい
胸の中から
溢れそうで
破裂しそうで

あなたに少し
話していいかい

夕べのことや
明日のことを
考えながらでいいからさ

ただじっと
耳を澄まして
何も言わずに
聞いてくれるかい

勇気がいるんだ
唄うことって

嫌われないかな
殴られないかな
捨てられないかな
ビクビクしてる

いつだって無理して
働くあなたへ
伝えることは
そんなになくて

勇気がいるんだ
唄うことって

押し付けたくない
感じて欲しい

ただただじっと
聴いてくれるかい

下手な生き方
赦してくれるかい

愛のために
働くあなたへ

ぼくが何を
言おうと勝手さ

耳触りに
唄を唄って
金だけもってく
コソドロみたいだ

与えることに
喜んで
働くことに
命を尽くす

ぼくにはそれが
唄うことだと
思えてならない

感じるままを
感じる心を
痛めつけずに
癒し続ける

そんな生き方
間違ってるかい

そんな生き方
難しいかい

育ててくれた
人への感謝は
唄では足らない
愛でも足らない

ずっと足らない
ずっと足らない

夢を忘れて
今を見てみた

欲を見つめて
過去を見てみた

愛を求めて
未来を見てみた

勇気がいるんだ
唄うことって

伝えることなど
他にないから

真実なんて
ここにはないから

いつもありがとう
いつもありがとう

そう言い切れる
人間様よ


{F7D5B3CB-96E7-4D2E-9B47-BD03D1C97AFC}土曜日のメモ写真(2017/9/23)