前回に引き続き…

阿武隈源流での合宿の話をすると

それは間結道場と言って
"関係性の質"について学ぶ道場の合宿なんだ

毎月2回集まるんだけれどね

第1回目:家族(love)と道場(power)のような関係性を形成していこう!

っていうところからスタートしてるの…


あるがままを受容しあえる家族

そして

可能性を信じて切磋琢磨する道場


この二つを Love&Power として掲げてるんだ

ラブ&ピースじゃなく
ラブ&ポップでもなく

ラブ&パワーなんだってさ


2つとも
ぼくには足らないものだったな…


続けること と 村上春樹


ぼくの文書は村上春樹みたいと言われたことがある

でも
ぼくは正直言って彼の文体は苦手だし
風の歌を聴け と イエローページ
の二冊しか目を通したことはないんだ


風の歌を聴け の英語版は好きだったよ
あと 彼のエッセイ『職業としての小説家』はとても面白かった

そのエッセイによると
彼は毎日定時に原稿を書き始めては
定時に書き終えている

まるで哲学者カントみたいだなって思ってたら
どうやらドイツの作家カフカもそうらしかった

最新の脳科学でも
規則正しい生活がクリエイティブになることを促すみたいだと…


にしても
村上春樹の本を読んでからというもの

改めてライフスタイルについて考えるようになった

あのエリッククラプトンも
毎日相当な時間をギターの練習に費やしていると聞いてたから

毎日続けることの大切さは痛感してたんだけれどね


つまるところ
続けるということは
それだけでPower があるんだと
ますます体感するようになった



今働いてるペンキ屋さんでの会話…
(詰所にて。ひなんちゅがコーヒーを淹れているところ。5人が窮屈に向かい合って座る茶色く細長いテーブルの上には、煙草の吸い殻を蓄えた透明の灰皿が2つ、ペットボトルで象られた簡易コーヒーメイカーとボスのクラフトボトル、空の紙コップが3つほど並ぶ。)

ぼく「実は半年くらいコーヒー屋さんで働いていたことがあるんですよ」
先輩「逆に半年だけしか働いてないのか」
ぼく「基本的に半年で辞めてしまうんですよね…」
先輩「なんでだよ…飽き性かよ」
ぼく「なんだか自分が嫌になるんですよ…1つの色に染まってしまうのに抵抗があるのかも」
親方「半年で辞めるなら給料は先送りだな」
みなさん「急に現実的やな〜わははは笑笑」



ほんのちょっとの後悔と意味付け


実はぼくは大学を辞めてしまいました

そしてインターンシップでお世話になってた会社も逃げるように辞めてしまいました



思えば半年以上続いた職場なんて無かった気がします

ホテルニューオータニも
和食居酒屋さんも
エコキュートの営業インターンも
物販サイトの翻訳バイトも
ベンチャー企業でのインターン&バイトも

あとは恋愛やら部活動も
なんだかんだ一年足らずと続かなかった

ひょっとすると本当に飽き性?



今のペンキ屋での仕事は
ひとりで作業する時間が長いのだけれど


浦和にあるマンションの階段で養生テープをひたすら貼りながら
頭の片隅では
すっかりこの"続かない話"を考えてしまっていた


ぼくはどうして"続かない"のでしょうか?


きっとまぁ
それは親方の言う通り
「じゃぁ音楽に専念しろよ」ってことなんだろうけれど

ぼくは色々と手を出したがりなんだ
良くも悪くも


そうでしょう
哲学者のヒナトンさん?


<Re:ism>
#4 Love&Power

結論からいうと
この2つの話に帰着するかもしれない

まず言っておくと
続けることが良いこと みたいな信仰に囚われすぎだな

そして
「音楽に専念しろよ」って言われたいだけだろう

15歳の頃に母から
「お前がミュージシャンになるなんて100年早いわ」と言われた時から
ずっと認めてもらいたいという想いがあったんだろう

まぁ
これについてはまた今度…(そもそも前置きが長くて書ききれないぜ)


続けられない理由はいくつか分析的に考えられる


若さ
信仰不足
人付き合いが下手
演じる辛さ…

でもそんなのは
複雑に絡まりすぎているから考えても仕方がない


要するに信仰が必要なんだよ
今のひなんちゅには


いくら疑い続けても疑いきれないもの
それを深めるんだな


親や仲間に遠慮なんかしなくて良いし
申し訳ないとか思わなくて良いから

関わり合うこと


疑っててもいいから
自分の言葉で話すこと

そんな経験が足りな過ぎたんだよ 



続けることの意味ってそこにあるだろう?



ジャズだよ
ジャズ