【とある建築家への書簡】
---エコミュージアムの設立に関して---

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ぼくは建築や設計の人間ではないですが、音楽をやっているので今の状況を少しこんな風に例えてみました。


ビンテージもののグランドピアノの演奏が聴けると聞いて、
その音色を聞きにわざわざ遠いところからやってきた。
しかし、幕が開けばそこにはギターを持って歩きながら歌うピエロがいただけ。

いまかいまかとグランドピアノの音色をただ待っていては楽しめない、というわけで
ぼくは頑張ってそのピエロの演奏を楽しもうとしているのですが、
どうも、グランドピアノはステージには見当たらない。
へたしたら、そのうち前座のまま幕が下がってしまうのではないか、と不安さえ覚えてしまう。。。

そこへスタッフらしき人がぼくのところへやってきて、小声で話しかけてきたところ、
どうやら、グランドピアノはいま修理中で、前の人が変にいじったのをうまいこと直そうというところらしい。
そして、そのグランドピアノを元通りの美しい音色に、あるいはそれ以上の楽器に直せる人を
どうにか急いで見つけてくれないか、と、こともあろうにぼくに頼んできました。


という感じで、本来求めていた「エコ」というストーリーはまだまだ先な話になりそうですが、
2020年までにはその第一楽章を演奏できるように、色々と奔走するつもりでおります。
(続く)