少し専門的な言葉になってしまうので、なるべくわかりやすく説明致します。
読者の中の、医療関係者の方、同じ精巣がんで戦っている方にはわかるかと思います。
そして、間違っていればご指摘ください。
まず治療は順調で白血球の数値(ざっくり言うと免疫力、自然治癒力etc...)、そして血小板の数値(ざっくり言うと止血力)が危険数値を下回っていませんでした。むしろ正常値。
なので生モノも食べられるとのこと。
これは嬉しいです。
そして何より
抗がん剤治療前に最悪だったAFPの数値(腫瘍マーカーと言って、健康な成人の血液にはそもそも含まれていないもの)が大幅に下がっておりました。
どれくらい下がっていたかと言うと
抗がん剤を入れる前は55000以上という数値を告げられていて、ステージは3a。
最悪です。フリーザの戦闘力のような言い方されたなと思ってました。
5年生存率40%と言われていた数値です。
こちらが1度目の投薬から約2週間で19000弱と言う数値まで下がりました。
生存率が上がったのかはわかりませんが確実に腫瘍が消滅している証拠だと思います。
精密な検査こそしてはいませんが、今のところ医師からも転移の可能性も低いと言われました。
2週間で半分以上減らすことが出来たんです。
これは精巣がん患者さんにとってはかなり希望のある結果ではないかと思います。
もちろん投薬している薬と自分との相性の良し悪しもあるでしょうし、気持ちの問題ですが不安もなく毎日過ごせている等、いろいろなことが重なっての個人的な結果ではあると思います。
逆に言えば
それくらい精巣がんに対して化学療法が適しているという証拠にもなるかと思います。
状況は良くはなっていますが、されど癌。油断は禁物という事も忘れず、調子に乗りすぎないように心掛けます。
報告は以上です。
少し涙出ました。
隣には嫁もいたので尚更。
ただ、嫁は"転移"の事を先程までずっと"移転"と申しておりました。多分意味は一緒なんですが。
お店じゃないんだから。
当腫瘍は町田店から京都店へと移転します。的な。
そんなところも可愛いんですけど。
笑いは治療に欠かせないですからね。