9月6日
大田原市 令和5年度 図書館ボランティア養成講座の講師を務めさせていただきました。
昨年度に引き続きご用命いただき、身の引き締まる思いです。
市内もしくはお近くの市にお住まいで、小学校や公共図書館でボランティアとして読み聞かせ活動を行う方、ボランティア活動にご興味をお持ちの方に加え、今年は市内学校司書の皆様にもご受講いただきました。
全2回の講座で、この回は前編となります。
【前編】
― 9/6 講座(120分)の流れ ―
令和5年度 大田原市図書館ボランティア養成講座 ①
🌟『手渡す絵本を考える ~ 「想像力」「言葉」「判断力」を育む ~』(講師:東條知美)
Ⅰ. 講義
① 「絵本」とは
・個と社会を映すメディア/子どもの「体験」となるメディア
② 発達と絵本 ~子どもの成長と読書~
・意欲を促進する幼児前期の絵本
・体験をひろげる幼児後期の絵本
・ウェルビーイング(幸せ)の絵本
③ 学校図書館職員にもとめられる役割
④ 読み聞かせの方法/読み聞かせの配慮
Ⅱ. グループワーク
① 選書シミュレーション「子どもに読みたいこの一冊」
② グループワーク
③ 意見交換
Ⅲ. 質問タイム
🍀配布資料 12枚
内容:今回紹介した絵本のリスト、「読み聞かせ向きの絵本」リスト、「科学・知識の絵本」リスト、「各種テーマの絵本」リスト、「幼年童話の解説&リスト」、「読み聞かせ(意義と方法)」、ワークシート、その他資料
―投影資料(一部)―
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たいへん熱心にご参加いただき、ありがとうございました。
学校図書館司書の皆様にもご受講いただけたことで、「子どもの読書」に関わる大人たち――ボランティアの皆様との相互理解、互いの役割、あるいは実践に際しての❛肝❜など、共通の理解を得ていただけたのではないかと思っております。
〈子どもが読書の楽しさに気づき、自ら読書を楽しむことのできる環境づくり〉のため、ますますはりきってまいりましょう!
次回 9月20日、大田原市図書館ボランティア養成講座(第2回)は『ブラッシュアップ!読み聞かせ活動 ~実践編~』と題し、絵本の本質と(子どもにとっての)可能性をさらに掘り下げ、いま手渡したい絵本、現場で役立つ(各テーマ下の)読み聞かせ絵本についてご紹介します。
また、読み聞かせの方法、利点、選書の配慮についてさらに詳しく講義します。
市のご担当者様には準備段階よりご尽力いただき、まことにありがとうございます。
次回9/20、再びお目にかかります。
講師・東條知美