大手広告代理店が作る「イメージコピー」と「セールスコピー」は違います。

セールスコピーの定義は、イメージコピーと対比させると分かりやすいです。

 

セールスコピーとは、「成果を数字で証明できるコピー」です。これはつまり「イメージコピーは、成果を数字で証明できない」と言外(対比)しているのです。イメージコピーへのカウンターになっているわけですね。

 

このように、仮想敵もしくは競合の弱点を突くことを「ポジショニング」と言い、それを言い表したコピーを「戦略的コピー」と呼びます。

もし、セールスコピーライターの方がこのコラムを読まれているのであれば、先述した「セールスコピーとは、成果を数字で証明できるコピー」をぜひ使ってください。「セールスコピー」という概念が広まりやすくなるはずです。

 

戦略的コピーは、実はイメージコピーを作るコピーライタの専門分野でもあります。彼らは、商品特長やコンセプト、競合やマーッケットの立ち位置を見て、一つのコピーを作ります。これはこれで大切な仕事だと思いますし、卑下するつもりはありません。私も色々と勉強して役立っています。現に、「セールスコピーとは、成果を数字で証明できるコピー」は、どちらかというとイメージコピー寄りのコピーですしね。

 

今日はあえて、広告コピーを作る際の思考を用いて、セールスコピーのコピー(定義)を考えてみました。広告コピーとセールスコピーの違いを明確にしてもらえたなら幸いです。