新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年になると目標を立てる人も多いかと思います。実は私、新年に目標を立てるといったことはしないんですね。いつからそうなったのかは覚えていませんが、随分前から、新年に目標を立てるのをやめました。


新年に立てた目標を覚えている人は少ない、といった言説をよく耳にします。これはなぜでしょう。
目標を立てるタイミングは、「これを目標に頑張りたい」と強く思った日、その瞬間でいいと私は思っています。

「新年だから」といった理由で立てるのはちょっと変です。それだと儀式や行事になってしまいます。目標設定って、儀式や行事のために行うものではないですよね。新年に立てた目標を忘れてしまう人が多いのは、儀式的に行っているからだと思うのです。

目標のいいところって、定めた途端、最短距離で何をしていけばいいのかを無意識に考え始めることです。「これをすれば目標に近づくのではないか」と。

目標で思い出すのは、スキューバダイビングの資格を取得したときのこと。
資格取得の課題に、海の中で旗を立てて、その場所まで泳ぐといったものがありました。

これ、やってみてわかったんですけど、自分では真っ直ぐ泳いでいるつもりでも波に流されて真っ直ぐに進めていないのです。
旗(目標)を立てて泳いで、はじめて自分が知らず知らずのうちに流されていることに気づきました。

人生でも同じだと思うんですね。たぶん、目標がないと真っ直ぐ進んでいるつもりでも、実は知らず知らずのうちに流されていて、真っ直ぐに進めていないんじゃないかなと思います。

道に迷わないために、どこを進んでいるかを自覚するためにも目標設定が必要なんだと思います。


以上です。



【目標設定について書いた記事】――――――――――――――――

目標設定には2種類ある | 結果目標と行動目標

目標達成の方法論を、自説と科学で説いてみた

大人になったら身に付けたい「ビジョンを描く力」

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