ポジショニングは、市場と競合と自社との兼ね合いで決まります。
競合が独占している市場に参入するのは負け戦です。競合のいない市場を見つけて、自社独自の「売り」を引っ提げて参入するのが正攻法です。

 

自社が攻めるべき市場を見つけたら、市場へ接触するための広告媒体を決め、メッセージを作ります。その際、明確にしておきたいのがコンセプトやUSPです。実は、コンセプトやUSPは、ポジショニングを決めた後に作るのが適切です。そのほうが断然作りやすいからです。

考えてみてください。
 

ポジショニングが決まっていないにも関わらず、いきなりコンセプトやUSPが作れますか? もしポジショニングもせずに無理やりコンセプトを作ったとしても、市場や売りが競合と被っている可能性があります。それでは、時間と労力のロスです。

あなたが今までコンセプトやUSPの書籍を読んでも作れなかったのは、順番を間違えていたからです。ポジショニングもせずにコンセプトを作ること自体、無理があるのです。

 

ブランディングも同様です。
勝てる市場を見つけて、実績を挙げていく。市場から信頼を勝ち取れば、いつしか「○○だったら、△△会社」と言われようになります。この「○○だったら」を何にするのかがポジショニングであり、ここを見誤っていたら、どう足掻いてもブランディングは成功しません。

マーケティングの起点は、ポジショニングです。起点を間違えれば、誤った方向へマーケティングの舵きりをする羽目になります。どの方向へ舵を切るのか。一度真剣に考える価値はあります。

 

 

 

 

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