スマホの登場により、動画の撮影が簡単になりました。
これは、WEBマーケティングにおいて思わぬ余禄をもたらしました。その場で撮影した動画を、瞬時にYouTubeなどの動画サイトへアップできるため、動画サイトからの集客が容易になったのです。

 

動画の活用方法は、それだけではありません。WEBサイトで動画を視聴できるようにして、コンバージョン率を上げていくのも一つの活用方法です。

 

私は仕事柄、WEBサイトの制作に携わる機会があります。
ここ最近、サイト内に動画を埋め込む案件が多くなりました。いただいた仕事の半分近くは動画を埋め込んでいます。

実例を挙げると、ソフトウェアのWEBページで、ソフトウェアの操作説明をするために動画を用いました。「買ったはいいけど、ちゃんと扱えるか心配」といった不安を払拭するためです。

 

また、教育教材(DVD)を販売しているサイトでは、商品の一部を無料公開して視聴できるようにしました。「どのような雰囲気なのか」「クオリティのレベルはどうなのか」といった疑問を解消するためです。ほかにも、スポーツジムのWEBサイトでは、トレーニング内容を動画で説明しています。

 

商品の魅力を、動画を通じて伝えることは大切です。それだけではなく、先ほど挙げた実例のように、不安や疑問を払拭するのに動画は有効です。

 

活字も動画も、目的は情報伝達です。同じ情報伝達でも、読ませたほうが伝わるのか、見せたほうが伝わるのかは、商品によって異なります。もし、自社が提供する商品が後者のほうが伝えやすい場合は、動画も用意すると良いでしょう。

 

ここで注意してほしいのは、あくまでも、動画“も”用意するのであって、動画だけ用意してはいけません。活字でも伝える努力は怠らないでください。その理由は、人は必ずしもWEBサイトにある動画を視聴してくれるわけではないからです。音が出せない環境であったり、通信環境が悪い場合もあります。そんなときでも、ちゃんと情報が伝えられるよう、活字でしっかりと情報発信しておく必要があるのです。

 

WEBサイトで動画を活かせないかを、一考してみてはいかがでしょうか?

 

 

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