皮膚科の友人から面白いネタ。

皮膚科専門医の試験で

「ジントニックの問題」が出たそうな!


問題はジントニックに関係する

アレルギー反応とは何か?という趣旨のもので


模範解答はキニーネ


まぁバーテンダーならキニーネが薬事法的に

使うことに制限があるのは常識かと思いますが


アレルギーに関してまでは知らないですよね。


本来キニーネはアルカロイドなので扱いが難しく

市販のものは許可があるので

大丈夫な気はしますが、

人によってはアレルギーがある…

ということも頭に入れておきたいですね。


キニーネはフィーバーツリーなどの

トニック・ウォーターの他

キニーネ・リキュールや

一部のベルモットなどにも入っているので

頭に入れておきたいですね。


さて、余談ですが

キニーネをヨーロッパに伝えたのは

イエズス会なので

英語ではジェズイットバークという別名も。


温暖でアフリカが近いアンダルシアでは

かつてはマラリアの害があったそうですが、

異教徒の国である南米から伝わったキニーネを

最初は使うことを拒んでいたとか。。。


さて最近はアルコールを介さない蒸留も

流行っていますが、

植物や花、根っこや木の皮には

少量で人体に害を与えるものもあり


アロマテラピーの世界などでは

精油の化学などの授業で

その安全な使用法を学びます。


今は流行りですが勉強もせずに

好奇心だけで実験すると

大変なことにもなりかねないので

精油の化学などの本を読んだり

アロマテラピー関係のお客様に

相談しながらやっていって欲しいものです。


写真はキニーネの原料となる木の皮です。