５月1日（水）振り替え休日です。
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ザク改めざく丸くん＆茶男改めちゃお太くん、正式譲渡です
家猫生活の長かったざく丸くんはトライアル早々にお家に馴染んで寛いでいましたが、ちゃお太くんはビビり故に時間が掛かるのは想定内でした。私からも暫くちゃお太くんはケージ生活でゆっくり様子を見てくださいと言っていました。
↓ちゃお太くんの為にキャットタワーや引きこもりボックスになりそうな物を購入し、ようやくケージから出るのも時間を掛けて貰いました。ざく丸くんはうちの大部屋生活から元の家庭生活にホッとしたのか、シニア年齢の落ち着きか馴染むのは超早かったです。
↓うちに居た時は珍しく唯一仲良しだった義兄弟でしたが、トライアル中すぐに馴染んでいるざく丸くんは、いい加減ビビりなちゃお太くんが鬱陶しかったのか？時にはバトルも有ったそうです。まぁ、そんな事もありますが私は基本的に放置して様子を見ます。そんなこんなドタバタ時期は里親様にアドバイスしたりしていました。
そして、やっとちゃお太くんが引きこもり生活をやめつつある時に来て、やっぱりふたり寄り添っている写真が送られて来ました。トライアル最中はお兄ちゃんざく丸くんだって緊張し、義弟を思いやる余裕もなかっただけでしょう。
ざく丸くんは元々は2頭飼い家猫生活をしていた子で（ザク＆シャァ、シャァちゃんは既に亡くなって居たのが病院カルテに有りました）飼い主さんの独居孤独死により独り、フード袋を破って命を繋いでいた子です。ご遺族の相談により保護をしました。
ご遺族も猫は居そうだけれど姿を見ていない、そんな中で捕獲保護にスタッフと3人で向かい、押し入れで息を潜めていたザクを保護しました。
ご遺族には猫関係書類を探して欲しいとお願いしていて、それも揃ったのでワクチン証明から掛かりつけ医もうちと同じで、年齢も分かり一緒に居た子も亡くなって居たのも分かって良かったです。きちんと通院もしていて可愛がっていても孤独死で可哀想な事になったと思います。老若に関わらない事だと思うのでそんな悲劇が無くなる事を望みます。
そして昨年11月はそんな孤独死からの保護が犬猫3件で続きましたが、ザクのご遺族はその行方に真摯に向き合ってくれ検診の為の病院代はもちろん、ご寄付も頂きましたし、面会も来てくれていました。
ちゃお太くんは地域猫にするか否かの瀬戸際でしたが、人慣れしているからと相談を受け保護するも、どうやら不確かな情報で保護したものの全く慣れる素振りは無く長期保護を覚悟していました。それでも誰とも馴染まない様でいて或る日にざく丸くんと寄り添っていて安心を覚えました。
そんなちゃお太くん、トライアル2日目にケージから出てしまったと、パニック気味の電話が里親様からありました。う～ん、私が捕獲に行ってもちゃお太くんは余計にパニックになるでしょうし、静かに見守り自分から戻るまで待って下さいとアドバイスしました。そして暫くすると戻った連絡が有ったのです。この時はお母さんと中高生のお子さん達でパニックだったみたいですが、その後に帰宅したお父さんが「お前たちが慌てるから、ちゃおもパニックになる」との言葉で、
お母さんも「また、学びました」と連絡が有りました。
↓そのお父さんのトライアル初期の頃に送られて来た写真です。
固まっているちゃお太くんを静かに見守る、そしてその低い姿勢に私はこの方がいればこのご家族大丈夫だわ～って安心したのを覚えて居ます。それはトライアルお届けの時にそんな余裕を感じさせてくれる方だったからです。（さり気なく私にお茶を淹れてくれ果物やお菓子を出してくれたからではないですよ…（笑）低い姿勢で見守るのが良いのは、ケージ越しに上から見下ろすのって猫は怖いと思います。）こちらのおとーさんが居れば安泰だわ～って最初から思っていました。
そんなワケでドタバタ有りましたが、落ち着くところに落ち着けた事になりざく丸くん＆ちゃお太くん、幸せになりました
里親様、末永くざく丸くんとちゃお太くんをよろしくお願いいたします。
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一般社団法人 CATS＆DOGS動物福祉協会
代表理事 吉田智恵子
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