私の好きで得意な事は、身体の構造的な角度から女性らしいクビレや横顔を造ること。最初はもちろん無の状態から教わり、その後自分の身体と向き合い続けた変化の経験と、お客様の身体と向き合い続けた時間はとっくに1000時間超えている。



ただ、この1000時間という時間を、仕事としてやっていただけというのとは違っていて、細かい筋肉図をみて動かしたいターゲット部分を定めることが何より好きで、たぶん女性雑誌を見るより好きで、当時より開くことはなくなったが今でも開くことがあれば見入ってしまう程に身体を変える事が好き笑

この好き過ぎるスキルと1000時間を有に超えた経験でやっと手にした成功体験と才能を今年になって思い出した。



昨年まで、施術家としては一線から退いていた。今思えば、後ろ髪を惹かれる思いで、しかし自分が居なくてもサロン運営が成り立つためと、経営に専念する事を決めた。

自由になったその時間で有益な情報のインプットや有能な人達との出会いを求めて東へ西へ。確かなものを手に入れられる人達に恵まれていたことも事実。


しかしひとつだけ間違えた事があった。


スタッフに任せるということと、明け渡すということとは全く違う事なのだけど、気がつけば私のサロンではなくなっていた。最初は店の状況を常に把握していたのに、数年すると顧客の名前すらわからなくなり、単なるオーナーという存在になっていました。私の思いと希望に満ちたサロンではなくなり、挙句サロンへ入ることへの拒絶反応さえ出る始末。



逃避行のような旅が増え、サロン運営を辞めたくなったり、心を癒す旅でさえ満足するどころか楽しむことも出来なくて、遂には「ここ行ったよね」という事実だけが残っているだけだった。



この経験から思う事は、元々が施術家なら自分のサロンで1番に輝くべきなんだと思う。そして経営も自由も全部手に入れたらいいんだと思う。もしオーナーとしてしか存在を示せないのなら、誰よりも早くからサロンへ入り、全員を指揮し顧客全てと繋がり1日中管理する!自分の手からサロン運営を離さないこと。そう私は思う。



元々施術家で経験も1000時間いやさらに倍を超えるスキルを持ち、その経験を積めた動機は「自分の身体や顔を美しくし健康にしたい」と言う並々ならぬ思いが強かったためのストイックなまでに向き合ってきた時間だった。もともとブスと呼ばれ、コンプレックスの塊な私。今のスキルを身につけながら自ら美しくなって行くことを目の当たりにしている人は少なくないはず。認めたくないだろうが…。



しかしこの経験は、今やっと自分が自分を認める事ができるレベルに到達した。考えれば、道を見失ったり、目標や目的を見誤ったりしてきたこと全ての経験が、自分を誇れるまでの学びとなった事、何よりも変えがたい私の成功体験と才能の発掘になった。



1000時間を無駄にしないために必要な事は、
正しい知識に基づいて、三歩進んで二歩下がる事を繰り返す事。あとは運気を読むことも然り。運気の波に乗れていればシンクロが起き続け道が用意される。私もまさにそれ。


しかしひとつだけ質問に答えてほしい。
そもそもその1000時間注ごうと思うこと自体「そこまで好きな事なのか?
自分の中にある答えを探してみてはどうだろう。