こんにちは。
あいです。
子どもの脳には、ぼーっとする時間が必要
「ほら、時間がもったいないでしょ!」
「ぼーっとしてないで早くしなさい」
「やること無いなら、○○すれば?」
家庭や園、学校でも、よく子どもに向けて使われている言葉ではないでしょうか?
現代は大人も子どももみんな忙しいし、時間は有限。
子どもがぼんやりしていると、つまらないのかな?時間がもったいない!と、大人は思いがちです。
ヒマならこれで遊んだら?とか、宿題しなさい、とか本を読んだら?と声をかけたくなります。
以前、娘の幼稚園の先生に
子どもには、ぼーっとする時間が必要
だから予定を詰め込みすぎないでね、
と言われたことをよく覚えています。
ぼーっとする時間が必要な理由は、
①どんなに元気いっぱいな子も、身体や脳は刺激をたくさん受けてつかれているから
②ぼーっとしている間に、いろいろな事を空想したり考えたりして想像力か育まれるから。
脳にはデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という脳回路があり、このDMNは、意識を集中していない休息の状態、つまり脳がぼーっとしている時に働く領域で、さまざまな脳の活動をまとめる役割があるそうです。
このDMNが効率よくオンオフを切り替えうまく使っている人は、記憶力や思考力、読解力を含む認知能力の検査で好結果を出す傾向があり、精神的にも健康だということです。
逆にうつ病、自閉症、ADHD、不安障害があると、DMNが効率よく機能しないのだそうです。
だから、
子どもの脳には、ぼーっとする時間が必要
今の時代は、習い事などで子どもも忙しいので、
なるべく、何もしない休息時間を意識して作ってあげたいですね。
これからは我が子がぼーっとしていたら、「今は脳が働いているのね」と、叱るどころか嬉しくなるかもしれません。
時間管理術やタスク管理術が世にあふれ、なんでも効率よく時間を有効に使うことに意識を向けがちな現代。
煮込み料理をしながらお風呂掃除、洗濯機をまわしながら子どもの寝かしつけ・・と、毎日目が回るような忙しさの方も多いでしょう。
でも、子どもだけでなくもちろん私たち大人も、ぼーっとタイムは必要だということですね。
たまには親子でぼーっと夜空を見上げたり、公園でぼーっとブランコに乗ったりする時間を楽しめたら良いですね^^