アボルブ

ハルナールは私にはあまり効果がなかったので、しばらく放置していましたが、ふと、総合病院で専門医に診てもらおうと思いたちました。


総合病院でも、ハルナールが前立腺肥大の標準治療だそうです。
しかし、ハルナールは尿道の緊張をゆるめて排尿を良くするだけで、前立腺を根本的に治療してくれるわけではありません。

ハルナールは安いクスリではありませんし、一生飲み続けても前立腺が小さくなるのではないのです。

ハルナールは立ちくらみがはげしいのと、私にはあまり効かなかったことを伝えたところ、それでは新薬と漢方薬を試してみましょうということで、アボルブと牛車腎気丸が処方されました。


アボルブは男性ホルモンの作用をおさえて前立腺を小さくするクスリです。
数ヶ月の服用で、前立腺が7割くらいにまで縮小するとされています。




アボルブは私にはよく効きました。
最初の1周間くらいで、勢いよく尿が出るようになり、トイレの時間がそれまでの半分くらいしかかからなくなりました。


牛車腎気丸は水分の循環をよくする漢方薬です。
足腰の冷え、夜間頻尿、多尿、むくみの改善などに用いられます。
前立腺肥大、糖尿病に適応し、糖尿病性末梢神経障害に対しても有効性が示されているクスリです。

牛車腎気丸も私にはよく効きます。
専門医は、漢方薬はあまり効きませんよと言っていましたが、私にはよく効きました。
この漢方薬を飲むと、血行がよくなり身体がポカポカしてくるのがわかります。
空腹時に飲むと、足先がまるで足湯にでも浸かっているように温かくなります。

足の甲がむしろ熱いくらいに感じます。





私の前立腺のサイズはエコー検査で50gでした。
4ヶ月が経過したらエコー検査でもう一度サイズを見てみることになっていました。
最近は排尿がスムーズになっているので、前立腺が小さくなっているかもしれません。

もしも、エコー検査で小さくなっていたら、どんなに心強いことでしょう。


しかし、残念ながら、診察の当日は手術準備で医師が忙しくて検査ができませんでした。
次の診察は2ヶ月後です。

エコー検査を楽しみにしていましたが、2ヶ月も先延ばしになりました。

あと、1ヶ月です。