ヨーグルトダイエットは、なぜ空腹感が少ないのでしょうか?
それは、血糖の変化が少ないからです。
血糖の変化がないと、なぜ空腹感が起こらないのでしょうか?



私は10日間の点滴生活をおくったことがあります。
数年前のことですが、ある日トイレで大量出血して、緊急入院しました。

しかし、内視鏡、CTスキャンなどで身体中を探しても、どこにも出血場所が見つかりませんでした。
当初は大腸がんを覚悟しましたが、がんはどこにも見つかりませんでした。
結局、出血は自然に止まったのですが、10日間何も食べさせてもらえませんでした。




点滴患者の食事


点滴患者は絶対安静です。トイレ以外はベッドから出ることも許されません。
完全な絶食で、口からは1滴の水も飲ませてもらえません。
1日に94gのブドウ糖と2リットルの生理水が点滴されるだけです。

しかし、不思議なことに空腹になりません。

看護師が数時間おきに、点滴のスピードを調節し、血圧と血糖値を測定しました。
血糖値はいつ測っても115mg以上ありました。


空腹時の血糖値が120mg以上の人は糖尿病です。

空腹時血糖値が100mg以下の人は正常です。
逆に言えば、健康な人が血糖値115mg以上であれば空腹でないのです。


私の血糖値はいつも115mg以上でしたから、私は空腹を感じることがありませんでした。



100g砂糖水断食


断食法の1つに、100g砂糖水断食というのがあります。
1日に100gの砂糖を水に溶いて、お腹が空いた時に少しずつちびりちびりと飲むだけの断食です。

脳は1日に100gの糖質を消費するので、100g砂糖水断食は脳のエネルギーを絶やすことがありません。

砂糖水を一日中ちびりちびりと飲むことで、点滴と同じように血糖値を110mg以上に保つことができるのです。

100g砂糖水断食は、糖新生で筋肉が潰されることがないので、安全な断食ができます。
100g砂糖水断食はやってみると、本当にお腹がすかないのです。



http://bikennraku.cocolog-nifty.com/dietdiary/2004/09/post_11.html


ヨーグルトダイエット


砂糖水断食は当然のことながら、必ず便秘します。
その欠点をおぎなったのがヨーグルトダイエットです。

ヨーグルトには100gあたり4.9gの糖質が含まれています。
水溶きスミムミルクには100gあたり6.8gの糖質が含まれています。
豆乳には100gあたり3.1gの糖質が含まれています。


これらの食品に含まれている糖質が1日に合計100gになるようにすれば良いのです。
つまり、1日に100gの砂糖の代わりに、ヨーグルト、スキムミルク、豆乳で脳のエネルギーを補えば良いのです。
このようにすれば、筋肉を失うことなく、空腹感の少ないダイエットができます。


大事なことは、ヨーグルトやスキムミルクを食事と考えないことです。
ヨーグルトまたはスキムミルクをペットボトルに入れて、1時間に1回くらいの割合いで少しずつ食べたり飲んだりすのです。
そのようにすると、点滴患者と同様にいつも血糖値を110mg以上に保つことができるのです。



ヨーグルダイエット8日目






蛋白質47.2g、糖質81g、摂取カロリー704Kcalでした。

便通が快適です。