玄米ご飯と糖質制限
日本人は子供のときからご飯とおかずを交互に食べるようにしつけられてきました。
このような場合、精白米と玄米のGI値の差に意味がありましたが、野菜とコメを食べる順序を考えると、あまり意味がなくなりました。

野菜、主菜、炭水化物の順序で食べると、小腸に流入する順序も同じ順序になります。
そうすると、GI値の差が関係なくなります。


新しい糖尿病の治療法

先日、ためしてガッテンで新しい糖尿病の治療法が紹介されました。


私たちの腸には、インスリンを分泌させるスイッチがあります。
野菜を先に食べると、このインスリン分泌スイッチが入ってから、次に糖質が吸収されてくるので、体内で糖質をうまくエネルギーにできるようになります。


腸内にはたくさんの細菌が住んでいますが、そののうち、バクテロイデスという菌がインスリン分泌スイッチを増やす働きをしてくれます。

イヌリンと呼ばれる食物繊維が、このバクテロイデスを増やしてくれます。
イヌリンはエリンギ、しいたけ、レモン、にんじん、オクラ、ごぼう、アボガドなどに多く含まれる水溶性の食物繊維です。


イヌリンを食べると、腸から分泌されるインクレチンというホルモンが増加、すい臓で作られるインスリンが増加蓄積されるので体質が変わるのだそうです。



そこで、番組では、「腸内細菌のエサやり大実験」をおこないました。
血糖値が高い人たちに、普段の食事に野菜料理を1品追加してもらうようにお願いし、「エサやりカレンダー」を渡して、野菜料理を一品余分に食べた日にはニコニコマークを貼り付けてもらうことにしました。
それを2週間続けたら、全員の血糖値が下がりました。

番組の結論は、私たちは腸内にペットを飼っているのですが、そのペットを大切に育てるには毎日良いエサをあげないといけないというものでした。


食品100gあたりに含まれる食物繊維を調べてみました。
腸内細菌には水溶性食物繊維が特に良いそうです。


玄米 水溶性0g 不溶性0.3g
精白米 水溶性0g 不溶性0.1g
オートミール 水溶性3.2g 不溶性6.2g
ごぼう 水溶性2.3g 不溶性3.4g
小松菜 水溶性0.4g 不溶性1.5g
にんじん 水溶性0.7g 不溶性2.0g
わかめ 水溶性3.6g


穀類で食物繊維が多いのは、だんぜんオートミールです。


オートミールは業務スーパーで 1Kg 298円で買えます。

オートミールは1食分が50gですから、1食あたり15円です。


カレー用の大皿にオートミール50gと水300gを入れ、電子レンジで3分加熱すると出来上がります。



私は毎日オートミールを食べています。
オートミールにオリゴ糖、スキムミルクを加えるとさらに美味しくなります。
試してみてはいかがでしょう?