これから、タブレット版 Diet7 の開発記事を綴るのですが、その前にパソコンとタブレットの違いについて、書いておきたいと思います。なぜ、プログラムをタブレット版に組みかえると使いにくくなるかということです。

マイクロソフト社は、1つのアプリで、スマホでもタブレットでも、パソコンでも
使えるようにすることをシームレスに使うという言い方をします。

その考え方には賛成ですが、パソコンにはマウスやキーボードが付いていて、スマホやタブレットにそれがありません。

パソコンの場合は、マウスの右ボタンでクリックすると、その時々の状況に応じてオプションメニューを表示するのが普通です。ところが、タブレットには右ボタンがありません。

このような違いがあるので、シームレスな使い方をすると何がしかの制約が起こります。

パソコンユーザーから見ると、少々使いにくいものになってしまいます。

 

Windows10 と Windows7 のOSを比べて見ても、そのことがわかります。

Windows7 はパソコンの使い勝手を最大限に引き出していますが、Windows10 標準搭載のアプリには使いにくいものが多く、不満の思う人もたくさんいるようです。

 

 

上図は、NEC製 Windows7 ノートパソコンで以前に開発に使っていたものです。発売当初は高価だったSSDを搭載していて、容量がわずか64GBしかありません。

今度、買ったタブレットは、同じく64GBのSSDを搭載していて、その上にOSは最新です。

タブレットは安いけれど、レッキとした高性能パソコンなのです。

 

何が言いたいかというと、Diet7 をタブレット版に組み替えると、あれもできない、これもできない。以前の方が使いやすかったと言われる部分が出てくるということです。

タッチパネルで Diet7 を動かすのは便利な点もあるのですが、不便になる点も出てくるということです。

この点で、どのように折り合いをつけていくかが、これからの課題です。

皆さんのご意見をお伺いしたいと思います。