和と洋の違いを楽しむことができるのは、日本の良さの一つ。

 

和食   洋食

和室   洋室

和菓子  洋菓子

和服   洋服

和式   洋式

和裁   洋裁

和紙   洋紙

邦楽   洋楽

邦画   洋画

日本酒  洋酒

日本茶  紅茶

 

基本的に、和の物が好きになるのは、ある程度年齢がいってからで、

若い人は、洋の物が好きなことが多い。

和食、和室、和菓子などがその典型だろう。

 

ただ、その中で、洋が絶対に和より優れているのはトイレ。

和式の便器は、もはや高齢者でも使わないようにしている。

レストランなどでも和式トイレのある所には、リピーターが少ない。

 

和が洋に押されているのは、その機能性が、現代社会に合っていないケースが多い。

和服しかり、又、和紙しかり。

紙を印刷して大量に消費するものと考えれば、和紙は洋紙には、太刀打ちできない。

 

そして、そういった現代の生活様式に合っていないということで、

消えていきそうなものが、日本には多い。

でも、本当にこれで良いのかという見直しが行われているのも事実。

生活は機能性だけで済むことではない。

そういう動きは、逆に、海外から起こっている。

 

和食の見直し。

障子のある空間、和紙を使った行灯の柔らかい光、

FUTONを毛布に代わって使っている人もいる。

 

日本人は、和の文化をもう少し大切にしたらどうだろうと思う。

この国が何世紀にもわたって育んできたものには、もっと価値があるのでは。

洋室にカーテンではなく、障子を使ってみたら。

電気スタンドや、天井からの直接光ではなく、和の灯りを入れてみたら。

油絵ではなく、書を飾ってみたら。

オペラではなく、能楽を見にいってみたら。

ケーキに紅茶も大好きだが、たまには、抹茶に和菓子は如何。

 

そんな生活様式を簡単に手に入れることができるのは、日本に住む人たちだけかも。