この10月2日から30日までの4週間、箱根登山鉄道の宮ノ下駅前にあるNARAYA CAFEで、
佐竹正明画伯の版画と素描の個展が開かれている。
箱根登山鉄道は、小田原と大涌谷に行くロープウェイの起点の早雲山までを結ぶ関東屈指の観光電鉄である。
箱根湯本、塔ノ沢、宮ノ下、小涌谷、強羅などの有名な温泉を結んでいる。
スイッチバックあり、国道一号線を渡る踏切ありで、新年の箱根駅伝でも有名である。
その宮ノ下は、富士屋ホテルのあることなでも知られているが、
NARAYA旅館が発展解消して残ったのが、NARAYA CAFEである。
NARAYA CAFEは文字通りCAFEなのだが、和の小物を売る売店や足湯も併設しているが、
時間を取って過ごしたいのが、坂道の一番上にあるギャラリーである。
そこのギャラリーで、この10月、4週間に渡って
佐竹正明画伯の小品の個展が開かれている。
今回の佐竹画伯の版画や素描は、1956年にノーベル文学賞を受賞した
スペインの詩人フワン・ラモン・ヒメネスの「プロテーロとぼく」をという散文詩
に出てくる登場人物をイメージして描かれたそうだ。
独特な線と平面のタッチが、描かれている人物をイキイキとさせていて、
見ているだけで嬉しくなってくるオリジナリティー。