佐竹画伯の版画は紙版画という種類で、
一枚の版からせいぜい五枚ぐらいしか取れないという。
和紙を使っているものもあり、そういった苦労をいつかインタビューさせていただきたいものだ。
若い時に、フランスで絵の修行をされたというだけあって、
何となく、ヨーロッパを感じさせる筆の運びがある。
NARAYA CAFEのは日本家屋を改造して、
宮ノ下の雰囲気に溶け込ませている。窓からは、箱根の緑が開けていて、
それが、ギャラリーの雰囲気と相俟っている。
カジュアルでいて、しかし、品がある。
箱根には、色々と有名な美術館もあるが、
それは、それで良いのだが、
このNARAY CAFEで、まったりとした午後を過ごされては如何?
普通のSNSや観光雑誌とは、一味変わった箱根旅行になると思いますよ。
なお、佐竹画伯は、阿久悠の「喝采」の表紙、
若き日の東野圭吾の作品の挿し絵や、永倉万治、岳真也、篠田節子、西木正明など
錚々たる作家の挿し絵も描かれていた有名な挿し絵画家でもある。