「祭り」と聞くと、法被や浴衣に金魚すくい・・・など夏祭りを一番に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

ところが、日本では一年中どこかでお祭りが開催されています。

 

何百年以上も続く伝統的な例大祭から、各地で大切に守り受け継がれてきた舞や祭囃子など、日本全国で何百万にもその総数はのぼるそうです。

 

そして、地域によってその個性もいろいろ。

 

祭りは、魅力にあふれています。

 

四季を感じ行事を大切にする日本人のこころが表れています。

 

日本人が大切にしてきた祭りを、「にっぽん祭り折り紙」と共に、みなさんに今後少しずつブログでご紹介していこうと思います。

 

 

41唐津くんち

開催日:毎年11月2、3、4日

 

佐賀県唐津市にある唐津神社の秋季例大祭です。平成27年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。「くんち」とは「供日」とも書き、収穫を感謝する意が込められているそう。ちなみに「くんち」は九州北部で秋祭りを意味するそうです。他には、長崎くんち、博多くんちなども有名ですね。

 

歴史と曳山

唐津神社によると、神輿の御神幸は寛文年間に始まったそうで・・・ざっと数えても、少なくとも300年以上の歴史があることが分かります。唐津くんちと言えば、そう曳山(やま)です!今日のように曳山が登場するのは、一番曳山の「赤獅子(あかじし)」が文政2年(1819年)に奉納されてからだそうです。

 

筆者が「唐津くんち」と聞いて、一番に思い浮かべたのはこの鯛の曳山。

にっぽん祭り折り紙

 

全部で14台(14町会に一つずつ)あり、制作年代順で番号がついているそう。先に述べた赤獅子は1819年に最初に製作されたため一番曳山、鯛は1845年に製作され5番目なので五番曳山。他には、亀と浦島太郎(三番曳山)や武田信玄や上杉謙信の兜(九、十番曳山)、飛龍(七番曳山)や金獅子(八番曳山)など。(各曳山について詳しくは:Wikipedia