東京での香川県の拠点機能を維持。整備へ!

2月23日行われた県議会代表質問のなかで主だったものをご紹介します。


★ 東京讃岐会館について

 Q:市街地再開発事業に伴い無くなる『東京讃岐会館』の機能をどうするのか?

 A:関係者からは『これまでの機能を維持すべき』との意見や、首都圏東京における経済、産業の集積状況を踏まえると、産業振興、観光振興とうの処せ策推進にとって重要であり、再開発地域の中で情報発信・交流拠点機能を拡充するとともに、同等の利便性を有する地域に宿泊機能を確保する。

※ 市街地再開発でなくなる東京讃岐会館



★ 平成28年度当初予算案

 Q:新しい田園都市創造計画の初年度にあたって、何に重点を置いて予算編成に取り組んだのか?

 A:11月に策定した『財政運営指針』に沿って、財政規律の確保に意を用いつつ、これまでの成果を着実に進展させるとともに、県政の最優先課題である人口の減少と地域活力の向上への対応に限られた財源を終点的に配分した『人口減少克服・地域活力向上を目指す予算』として編成した。

★ 水道事業の広域化

 Q:善通寺市と坂出市も来年度から加わり、ほぼ全県域での水道事業の広域化にどう取り組むのか?

 A:県域を対象とした水道事業の広域化は全国初の取り組みであり、来年度に『水道広域化推進室』を設置し、コスト削減に意を用いながら関係市町と緊密に連携を図り設立準備を進める。

※ 協議が進む香川県広域水道事業体設立準備協議会



★ 民間住宅の耐震化

 Q:民間住宅の耐震化の促進についてどう取り組むのか?

 A:補助制度の拡充の要望も多く、より一層の促進を進めるため、①建築基準法の耐震性能の7割程度の簡易な改修は50万円まで、一部屋だけの耐震シェルター等は20万円までの全額を補助、②通常の耐震改修は90万円までの全額補助、③これまで戸建の持家に限っていた対象を借家に拡大、等々の補助制度の拡充を行う。

★ 学校の教育力向上

 Q:学校の教育力の向上にどう取り組むのか?

 A:①香川大学に開設される教職大学院に現職教員を派遣し大学と連携して教員の資質向上を図る。②スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、ジョブサポートティーチャー等教員以外のスタッフの増員で教員の負担削減を図る。③『教員業務改善アクションプラン』を策定し、研修や調査を削減し、業務の効率化に取り組む。 等々の諸施策で学校の教育力向上に取り組む。

★ 交通死亡事故抑止対策

 Q:今後、どのように交通死亡事故対策を強化していくのか?

 A:①高齢者運転免許自主返納者優遇制度の充実、②高齢者が先進安全自動車購入の際の補助制度(全国初)、③ビッグデーターを活用した注意喚起や路面標示、④県下全高校生に自転車運転免許証を交付するなど交通安全教育の徹底を図る 等の対策を講じる。

※ 高校生交通安全教室



★ 警察力の充実強化

 Q:特殊詐欺やサイバー攻撃や国際テロ等、安心に不安感がぬぐえない現状を踏まえ、警察力の充実・強化にどう取り組むのか?

 A:①深刻化するサイバー空間の脅威に対処するため『サイバーセキュリティー統括室』を設置する、②特殊詐欺に対応する警察官の増員、③女性職員の活躍を推進するための配置・仕事と育児の両立支援、女性専用施設の整備をする 等で充実・強化を図る。


※ このほかにも、『四国88箇所霊場と遍路道』の世界遺産登録、県庁舎東館の耐震化、全国育樹祭、有害鳥獣対策、TPP対策、農業の担い手確保・育成等、移住・定住対策、情報セキュリティー、G7大臣会合に向けた取り組みと今後のMICE誘致、豊島廃棄物処理事業、今後の県立病院事業、女性の職業生活における活躍の推進、航空ネットワークの拡充による外国人観光客の誘客促進、公共土木施設の老朽化対策、家庭教育の充実と支援、等々についても議論がなされました。