【高齢者ASV購入補助制度が始まります!(日本初)】

 近年、全国的に高齢ドライバーがより過失責任の多い当事者となる事故が増加しており、例えばアクセルとブレーキを踏み間違えて店舗に突っ込む事故や歩道を暴走する重大な事故が目立ってきています。この原因としては、高齢化に伴い、集中力の低下や位置関係がうまく把握できないという認知機能の低下とそれを判断した時にとっさに複雑な動きができないという身体的機能の低下が挙げられます。このため、県では平成26年11月から高齢者運転免許自主返納者優遇制度を各事業所に協力を呼び掛け、28年2月1日現在では1,134店舗から協力をいただき、運転免許の自主返納を促進していますが、一方で、公共交通機関の整備が十分に進んでいない香川県においては、生活のために自家用車を手放さない高齢者が多いのが現状です。
 そこで、香川県では近年の自動車の安全運転技術の進歩、ASVと呼ばれる先進安全自動車の普及促進に着目して、全国初となる県独自の補助制度を創設することになりました。このASVについては、高齢者の運転操作の支援を行い、万一事故が発生した場合でも被害を最小限にとどめる効果があり、色々な装置がありますが、今回、補助対象とするのは、県内在住の65歳以上の高齢者の方が3つの装置、1つが一般的に自動ブレーキと言われている衝突被害軽減ブレーキ、次に車線からの逸脱を防止する装置である車線逸脱警報又はレーンキープアシスト、3つ目がペダル踏み間違い時加速抑制装置、この3つ全てが装備された乗用車を新車で購入し、自ら使用する場合に定額3万円を補助しようというものです。本日、香川県議会2月定例議会で可決され、この制度は、4月1日から補助金申請を受け付けがはじまります。
 香川県の交通死亡事故撲滅に向け、今後とも全力で取り組みます!

ASVちらし