皆さんは毎年健康診断をしているでしょう。
健康診断さえしていれば安心だという気持ちをお持ちでしょう。
癌が恐いから癌検診を受けていれば安心だと思っていると思います。

早期発見され、早めに対処出来れば、身体への負担は少なくて済むので、とても意味があると言えますが、病気が起こった原因は放置されたままであるという認識をお持ちになった方がよいのです。
どんなに早期発見されても、その病気が起こる原因を解決しない限り、また出てくるのは当然だからです。

医学とは、出てきた病気に対処する方法しか学ばないので、病気が起こってから初めて治療が始まるのです。事件が起こってから初めて警察が動くのと似ています。
ですから医学に頼る限り、本当に病気を予防することは不可能なのです。

健診や検診が無意味だと言うことではありません。
行う意味を良く考えて下さい。



と言われても考えられないと思うので、下記を参考にしてみて下さい。



健康診断やがん検診などは、病気を見つけに行く意気込みを持って受けなければなりません。

病気がない という気持ちで行くから、いくつもの疑い病名を付けられて落ち込むのです。

この場合の医者の立場は、病気の見逃しがあってはなりませんので(訴えられて負けますから)、自分の身を守るためにも、ほんの僅かでも怪しければ「○×病の疑い」をかけるのです。

一度でも疑い病名が付けば、次ぎに待っているのは精密検査です。

癌が疑われたら果てしなく沢山の検査が待っています。
CT、MRI、超音波、レントゲン、透視検査、血液検査、内視鏡検査、、、、。

それでも判定できなければ、試しに取ってみましょうとなるのは必至なのです。

生検と呼ばれる、組織の一部を取って調べるのです。
そこで悪性細胞の疑いがありましたと言われたら、今度は手術が待っています。

手術をしなければなりませんか? はい、取ってみないと分かりません。 という会話になります。


更には、抗癌剤と放射線が待っています。

やらねばなりませんか? はい。学会ではそう決まっていますから。


軽い病気ならいいのですが、重めの病気では医学で決められたレールに乗せられてしまうことが多く、ショックで頭の中が真っ白になっている間にも医者から予定が組み込まれ、考えることも無く検査や手術などを受けてしまう人が後を絶ちません。

だから、よく考えて欲しいのです。



ちなみに

我が母親は友人に連れられて、無料の健診へ行きました。そして、5つの疑い病名を貰って帰ってきました。甲状腺癌の疑い、膠原病の疑い、糖尿病の疑い、胆石の疑い、あともう一つ忘れました。甲状腺癌の疑いのデータを見ましたが、どう見ても良性です。しかし、担当医は癌の疑いを晴らすために、先程の20カ所穿刺を予定しました。断るように言いましたが、癌だったら恐いからと受けました。一般的には家族よりも担当医を信じます。結果が出るまでに3週間、生きた心地がせず、不眠症となり、軽度のうつ病となりました。結果は異常なし。膠原病の疑いの検査は止めさせました。その年で膠原病だと分かったところで治療法はないし、使ってもステロイドだから意味は無い。それよりも、その病気の症状はあるの? いやないわ。 ああ、アホらしい。



欧米人はこんな日本人を不思議に思います。

なぜ日本人は病気を見つけることに、これ程の努力とお金をかけるのだろう。
どうして病気にならない為に努力とお金をかけないのだろうと。




あ、

胃癌の検診の3ヶ月後に胃癌の末期になった人と、乳癌検診の8ヶ月後に乳癌末期になった人を知っています。では、毎月癌の検診を受けますか? 受けませんね。癌になる恐怖を持ったまま生活すれば、それだけで免疫は落ちて癌になりやすくなります。癌にならない生活があります。病気にならない生活があるのです。その生活を送り、楽しく生きていく方が良いと思っています。その生き方を考えてまとめたのが自署の健康自立力です。よろしければ、ご一読頂ければと思います。

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