病院の外来にインフルエンザワクチン接種希望者が来ます。いわゆる定年前の年齢の皆さんは任意接種ですから、その人の意思が尊重されます。接種したい と言われれば、分かりました としか言えません。実際のやり取りはこんか感じです。

田中)同意書を読みましたか?
若女)ええ、まあ(曖昧な返事)。

田中)本当にしっかり読みました?
若女)ええと、いちおう、よみました(読んでないだろ!)。

田中)接種理由を聞いてもいいですか?
若女)受験が近いので、先輩に移さないために打つように学校から言われました。

田中)それで、接種は貴女の意志ですか?
若女)はあ、言われましたから(意志ないじゃん)。まあ、毎年やってますし。

田中)接種したけどインフルエンザになったりしませんでしたか?
若女)なります、なります! なんででしょうねえ。。。

田中)実はね、効果が無いんですよ^^;
若女)え? そうなんですか?

田中)だって、接種しても、ちゃんと発病するでしょ?
若女)・・・・そうですね。

田中)実はぜんぜん型を当てられないんですよ。で、効果が無い感じのワクチンを打つのに、その同意書に書いてある危険性を「先輩のために負う」ことに同意するわけですか?
若女)学校に打つよう言われましたし(そんな話じゃないんだけどな)。

田中)ここに書いてある副作用が起こっても、責任はサインした貴女になりますよ。
若女)はい。

田中)勧めた学校は何も責任を取りませんよ。
若女)・・・・

田中)改めて確認しますが、これは任意接種です。任意とは個人の意志が全てです。で、しますか?
若女)はい。


これが世の中の一般的な流れです。
同じパターンで会社に言われた会社員も同じでした。
苦笑しながら「会社に言われたから」と、同意します。

個人の意志よりも組織の意志。
正しい行動でも非難される現状。
それが正しいか否かは関係ありません。
長いものに巻かれるのが当たり前すぎて、
世の中の常識に流されるのが当たり前すぎて、
疑問を投げかけられても疑問にならないのでしょう。
こうなると、もはやお手上げですなあドクロ

ここに手を入れると火傷するかもしれませんよ?
上司に言われたので入れますよ。
と言って手を突っ込んで火傷していく人々を見るのは辛い。
ひどい火傷にならないことを祈るだけです。


そう、
今回の新しいワクチンですが、知人のナース数人に聞いたところ、以前のものよりも赤く腫れる程度がひどいそうですね。打った場所が手の平くらいに赤く腫れて広がる状態の人が続出したと。何が入っているのでしょうね。

このワクチンが効かない理由ですが、インフルエンザウイルスが型を変え続けていくことを知っていれば、ワクチンを作る事が100%不可能であることは一目瞭然なのですけれどね。A型はめまぐるしく型が変わるって、テレビでも言ってるでしょ。B型は変わりにくいとは言うものの、変わらないとは言ってません。いかにも効果があるように見せかけるために「毎年型が変わります」という嘘ではないが、本当でもない言い回しによって国民を騙し続けています。

インフルエンザワクチン、通常の人は65歳まで任意接種です。任意接種に他人が深く介入してはなりません。65歳以上は定期接種です。定期接種と言えども、義務接種ではありません。最終決定は本人の意志に委ねられています。同意書をよく読み、同意できなければサインは不要です。それが法律というものであり、法律を遵守した人を非難することは違法レベルです。本人の意志に反して強要する場合は憲法違反となります。

誰も知らないが、確かに存在している予防接種法と憲法。

でたらめが常識となっている状況ですが、誰も正しく知らないことを放置しているのは誰でしょう? 厚生労働省です音譜

さあ、

考えましょう。
自分の頭で。

自分の心 と 世間体 が一致していなかった場合は選択しましょう。

どちらを取るのかを。