日本でも呪文のように言われている「経済力を維持するために移民が必要」、これと同じことをドイツの経済学者も述べています。

 

連邦雇用研究所の幹部は、ドイツがもっと多様性に富み、移民を受け入れ続けることでドイツ経済が強さを持続できると言いました。

 

連邦雇用庁にある研究所で移民研究の責任者を務め、バンベルク大学の経済学教授でもあるHerbert Brücker氏(写真)は、今週次のようなことを発表しました。

 

20年後にはドイツの人口の少なくとも35%移民、または移民にルーツを持つ人たち(※以下移民とします)になるでしょう。

40%以上がそうなることもあり得ます

現在は人口の4分の1が移民です。

 

2040年までには、大都市で移民は人口の70%にまでなるでしょう。

この大都市の現象は将来的には国中で普通にみられるようになります。

フランクフルトなどでは65~70%が移民となるでしょう。

 

Herbert Brücker氏によると、ドイツの健全な経済を安定的に持続させるには、ドイツが幅広い国籍の人々を呼び込まなくてはいけないそうです。

 

連邦雇用研究所は、経済が縮小しないために、2060年まで毎年、40万人の新しい移民を受け入れ続けることを提唱しています。

 

https://voiceofeurope.com/2019/11/soon-more-than-1-3rd-of-germanys-population-will-have-migrant-backgrounds/

 

 

ドイツは自国を出る人も多いようです。

2018年、ドイツに移住した外国人は158万5千人、外国へ移住した人が118万5千人です。

上記のグローバリストでリベラリストの教授は、入国が多い状態でまだ移民を受け入れ続けろと言っているのです。

 

右上矢印dw.comから

 

ドイツの出生率が低いままでも上がったという事実も、単に外国人が増えただけです。

(参照https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO449593401705201900000

もしドイツ人も増えたというのならそれはドイツ国籍を取得した移民が増えたとも考えられると思います。日本でも日本人に見えない日本国籍者が増えてきているように。

 

今まで拙ブログで紹介してきたドイツのドイツらしからぬ異常事件などを考えると、どういう人が入国し、どういう人が出国してしまったのかを考慮しない数合わせの提案には驚くばかりです。

 

最近のドイツ経済についての報道は次のようなものです。

ドイツ経済まさかの失速「欧州発・世界不況」の現実味(2019年11月6日)

ドイツ発の金融危機はあるか?自動車と銀行が大苦戦(2019.11.6)

ドイツ、第3四半期は再びマイナス成長の可能性=中銀月報(2019年10月21日)

独経済は低迷、深刻なリセッションの可能性低い=経済省(2019年10月15日)

ドイツ2019年の経済成長予測は据え置き、2020年は下方修正(2019年10月25日)

 

今既にこんな状況で、それなのにこれから2060年まで、優秀な人材が流出して、その穴埋めに社会保障目当てや低熟練度の移民が大挙してドイツに押し寄せ続けるようですから、他人事ながら恐ろしい限りです。

(参照:ドイツ:生活保護の約4割を外国籍が受給(難民申請者はこれと別枠で受給)日本も外国人の受給者が増加

 

私たち日本人は恵まれているのです。

 

「人の振り見て我が振り直せ」

「前車の覆るは後車の戒め」

「他山の石」

「反面教師」

他国の失敗例を政府やメディアは隠しますが、インターネットでは誰でもいつでも見ることが出来るのです。

 

それなのに「これからダイバーシティ、移民を増やして共生万歳!」・・・??????

本当に残念過ぎる国だと思います。えーん