幕末の頃、厳密にはそれ以前から脅威はありましたが、日本の開国を迫る外圧と、日本が植民地にされるかもしれないという外敵への恐怖で、本当のリーダーが必要とされていました。
その当時の例えば、政治家の伊藤博文と経済人の渋沢栄一のイメージってどうですか?
今私たちが見る写真はこのように高齢ですが、1867年にお二人は何歳だったのかというと、
伊藤博文が26歳、渋沢栄一が27歳です。
他にも幕末から明治にかけて有名だった人たちが1867年に何歳だったか調べてみました。
西郷隆盛(39) 木戸孝允(34) 大久保利通(37) 大村益次郎(43) 江藤新平(33)
坂本龍馬(31 1867年死去) 高杉晋作(28 1867年死去) 吉田松陰(37 1859年死去)
勝海舟(44) 山岡鉄舟(31) 小栗上野介(40) 近藤勇(33) 土方歳三(32)
岩崎 弥太郎(32) 五代友厚(31)
1867年は大政奉還や王政復古の大号令の年ですが、それ以前から活動していたことを考えると、もっと若いころから国難を真剣に憂えて考えて戦っていたのです。
年寄りにそれをやるエネルギーはないでしょう。
昔は寿命も短かったという意見がありますが、人間はやっぱりピークの時期が20~40代くらいというのは変わらないはずです。
そしてとても重要なことは、当時よりも時代の変化が断然早いことです。
数千年続いた縄文時代なら長老は物知りでした。ほぼ同じような生活が何世代も続いたときには年寄りの知識は貴重であり一番何でも知っている利口者でした。
しかし、だんだんと移り変わりが早くなり、なおかつ競争がグローバル化して、その変化に対応できなければどんどん貧しくなる時代に生きているのです。日本の場合老人人口が多いため、周りにも似たような時代遅れの人たちが集まっていて安心感があるでしょう。一般人は知らないことが多くても自分が損するだけです。
ところが政治家はそれではいけません。
日本のIT担当大臣が最近では有名ですが、官僚への調査でも国会議員がローテクで仕事が滞っていることが明らかにされています。
時代遅れの政治家が無責任に自分の死後の日本を決めていいのでしょうか?
倫理的、総合的な判断ができるのか非常に疑わしいところです。
しかし、問題は政治家というより私たちにあります。選んでいるのですから。
思慮深く高潔な国民ばかりの中から、あのような顔ぶれの国会議員が選出されるはずがないのです。国民の良くも悪くも代表があれです。
海に囲まれて守られてきた日本人ですが、昔はもっとまじめに国防を考えていたと思います。
明治に限りません、モンゴル襲来から国を守った鎌倉時代にも大変な国難がありましたが、そのたびに日本人の先祖たちは日本を守ってくれて、そのおかげで今の日本があります。
新陳代謝が悪く、いつまでもかさぶたのように私たちに覆いかぶさり、ゾンビみたいな政治家たちが、その日本を食い荒らしています。
プラトンの言葉に「民主主義は絶望への道」というのがあります。プラトンもアリストテレスも民主制を勝手気ままな有象無象が参加する衆愚政治と捉えているのすが、思い当たりますね。 (日本で普通選挙が定められたのは男性だけが1925年、女性を含めると戦後です。)
私も田中真紀子氏の喩え通り「安倍家の生ゴミのバケツのふた」だと思っているのですが、
なぜか人気者の菅さんは、不妊治療を保険適用すると言い、世間の支持を得ています。
ところで、この政策(手段)の目的は何ですか?
①日本人を増やすためですか?
②それとも日本に住む外国人を含めた人口を増やすためですか?
①なら保険適用は絶対してはいけないことなのです。
どういう人が含まれるか例を示します。
- ベトナム人の技能実習生2人がシャインマスカットを盗み、管理人に見つかり噛みつく
- 同僚のベトナム人女性の胸を刺す…ベトナム人技能実習生の女が殺人未遂で逮捕
- 男性をビール瓶などで殴り大けがをさせたとしてミャンマー人の男6人が警視庁に逮捕
- コロナ貸付制度を悪用か ネパール人の男2人逮捕
- 空き巣で5000万円などを盗んだ疑い…ブラジル人の男4人を逮捕
菅氏は安倍内閣の下で「観光立国」政策を積極的に推進した。このため、法務省や警察庁の反対を押し切って、対中ビザの規制を緩和して中国人観光客を呼び込むといった措置を講じた。2020年9月9日 Record Chaina
菅さんは2013年から外国人犯罪者が増えることを承知の上でビザを緩和してきたんですよ。反社会的な低俗移民を放置したままなのは菅さんに配慮しているんでしょうか?
安倍首相の命令というよりも、自分の手柄話として語っています。
(菅氏の発言)
13年からビザ(査証)の発給要件を緩和していった。犯罪が増えることを懸念する声もあったが、当時の法務相と国家公安委員長に直接説明して、観光立国への理解を得た。免税対象品目も拡大した。2019年9月7日号 アトキンソン氏 ✕ 菅長官 観光立国対談
(アトキンソン氏の観光立国論は外国の金持ちから金を搾り取れというもので、「おもてなし」には批判的であり、日本政府が推し進める日本安売りとは違うようです。この件は時間があったら書きます)
簡単なことさえペーパーを見て顔を上げず、国民や外国に訴えかける話し方もできず、他国の同職の人たちからひどく見劣りするこの菅さんは、会見するだけで国益を損ねていると思っていました(見た目もね、これは意外に重要で人の心は正直です)。他国の報道官たちはもっとすごいですよ。中国や韓国を見たってわかるでしょう?真剣さがないんです。上から目線で軽蔑するスタイルが受けているようですが、あのようなごまかしは世界では通用しません。官僚がお膳立てしてあげてようやく首脳会談とかができるようなレベルの人が首相なんて、東アジアはもちろん、周辺の東南アジアにもいませんよ。
日本にそんなふざけている時間はないんですけどね。
トランプ氏のようなビジネス現場を知ることもなく、サル山の権力闘争みたいなことだけを学習してここまで来ました。その頂点に立って満足でしょう。
年齢を考えると、後は野となれ山となれ!