「悪性リンパ腫のため、しばらく入院します」とお伝えすると、たいていのかたが「どうしてわかったの?検診?」と尋ねてきます。
そこで私の経験を書いておこうと思います。
あれは4、5年位前からでしょうか。
特別な出来事があったわけではないのですが、ある日を境に急に疲れが溜まるようになりました。
疲れ方の種類が変わったというのでしょうか。
いくら休んでも休まらなくて「それならば栄養のあるものをしっかり食べよう」と
思って食べているとただ体重が増えるばかり。
一応、定期検診は毎年受けていましたが、体重以外は異常なし。
そんな生活をしていました。
そして次第に疲れは溜まる一方。
帰宅してからやろうと思っていたことが出来なくて、期限を延ばしていただくようなことも実はしばしば発生していました。
だけど「大好きな皆さんの前では絶対楽しく元気でいたい!それが使命だー!」というくらいに思って振舞っていましたので、先延ばしにする用事は、忙しいのか気乗りしないのかのどちらかだろうと思われてしまっていたかもしれませんね。
申し訳ありませんでした。
そんな生活が続く中、今年の7月頃、どうしても耐えられなくなって、かかりつけ医の診療予約を入れました。
でも、時間まで自宅で横になっていたら眠り込んでしまい、その日は受診し損ねてしまいました。
次に受診予約したのは2ヶ月後の9月中旬。
この頃からです。
見た目に全く異常が見られない左鎖骨下辺りと、その周辺数カ所で急に、まるで帯状疱疹が出来た時のような激痛が走り始めていました。
咳も続いています。
不気味な予感がして、この日は受診しました。
その時の先生の見立ては
「帯状疱疹とは違うようだ」
「痛みのことより長引く咳のほうが気になる症状だ」
ということで、胸部レントゲン撮影へ。
すると、病魔の影が写ったのです。
心臓の右隣に心臓サイズの影!?
もっと詳しい検査が必要だからとCTの予約を入れることになったのですが、CTのある施設は予約がいっぱいで、10月上旬まで待つことになりました。
でも、10月を待たずにかかりつけ医に再受診。
痛みが酷くて耐えられなくなっていたからです。
いつのまにか鎖骨下が腫れてきてます。
先生は「CTの予約は待っていられない!愛知県がんセンター愛知病院宛に紹介状を書くから、急いで行ってきなさい。」
とおっしゃり、診療予約を入れたのですが、結局予約がいっぱいで愛知病院初診を10月まで待つことになりました。
さて、9月下旬はリレーフォーライフジャパン岡崎2017の開催です。
毎年、司会進行をさせていただいてる大事なイベントです。
痛み止めを飲んで、なんとかこなしました。
でも、話してても息が続かない!
ふらふらする!
まずい、と内心思ってました。