ねこぜの青森
「津軽百年食堂」
監督 大森一樹
出演 藤森慎吾/中田敦彦/福田沙紀/ちすん/伊武雅刀

観てきましたよ~!
オリラジ主演の「津軽百年食堂」

原作は読んでいたので、さくらまつりの予習にみてきました!
まずはストーリーを簡潔に。

弘前市で百年つづく「大森食堂」の四代目(藤森慎吾)。
実家を継がず東京にでてきたものの、
やりたい仕事にもつかず一人で悶々とする日々。
そこにとつぜん父の事故を知らせる電話が。
東京での夢を捨てて父のかわりに店を継ぐのか。
春のメインイベント弘前さくらまつりに「大森食堂」は出店できるのか…

というお話。

弘前公園のさくらまつり
百年続いている食堂に光を当てたというのがおもしろいところ。

ただし、青森の宣伝映画にはちがいないので映画だとなかなか足を運びづらいかも。
タイトルのせいか都心の映画館では20~30人しか入っていなかったのはほんとに残念。
私としては映画よりもドラマとして放送してほしかった!
私みたいな青森フリークじゃない人にも広く見てもらえる内容です。

店の名物、津軽そばをつくった一代目を演じるのはオリラジの中田敦彦。
幸薄そうな顔(役作りでね)が明治時代の役柄にあっていてなかなかよかった。
藤森氏もじょっぱり(青森で言う「ごうじょっぱり」)っぽい、いい顔してた!
チャラくなかったよ!

個人的には伊武雅刀と津軽そばの組み合わせがよかったと思う。絵的に!(笑)
観た後は津軽そばがむしょうに食べたくなりますヨ。

ちなみに、津軽そばっていわしさ使ってダスとっちゅうそば
(いわしを使ってだしをとってるそば)のことね!

青森の桜の開花は東京より遅いので4月末~5月あたまで
弘前のさくらまつりはゴールデンウィークのイベント。
地元の食堂などが出す屋台でもりあがるらしい。

津軽三味線全国大会やボートから桜をながめたり、
シダレザクラのライトアップがあったり。なんともたのしそう。

ということでまさに今が旬の映画!

この映画をみて
「うわ~ん!弘前行きたいよ~!津軽そば食べたいよ~!」
となってもまだ間に合う! だから今のうち映画みるべし。


弘前って、青森のココ!

大きな地図で見る

東京→弘前の行き方を調べてみると、

【飛行機】約3時間半(←青森駅からバスで約1時間)片道約20000円
【新幹線はやて】約4時間(←新青森駅から電車で30分)片道約17000円
【高速バス】約10時間 片道約5000円

らしい。飛行機と新幹線が時間も値段も
そんなに変わらないとは…がんばったもんだ!
それでも海外旅行に慣れている人にしてみれば高いのか?


百年続く津軽そばを出す店ってほんとにあるのかな~と思ったら、
県が「3世代もしくは70年以上続く大衆食堂」として津軽百年食堂をリストアップしているそう。
…県も準備がいいですわね。

すべてが映画には出てるわけじゃないと思うけど、以下がそのお店。

いこい食堂(大鰐町)
亀乃屋(五所川原市)
三忠食堂(弘前市)←「大森食堂」の撮影につかわれたお店
神武食堂(つがる市)
大十食堂(平川市)
長崎家(黒石市)
日景食堂(大鰐町)
山崎食堂(大鰐町)
来々軒(弘前市)

あおもりのうまいものたち」さんでくわしく紹介しています。


珈琲店「アンリカルチェ」の撮影につかわれた北奥舎(ほくおうしゃ)も気になるところ。
GWには行ってみたいな~

***


最後に、気になったこと。

主人公(藤森)が実家に戻って、地元の旧友に会うんですが、みんな粋というか…イケイケです。
地元の人たちがあんなだったら、東京にいたオレはなんだったんだ!?
ってなっちまいそう(笑)。

そのへん、青森の方はどう思ったんでしょうか?
この映画の感想をきいてみたいな~

率直なコメント、おねがいします!


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津軽百年食堂 (小学館文庫)