セラピストになった理由 | Herbal Ayurveda 代表 ブラフ弥生

Herbal Ayurveda 代表 ブラフ弥生

ブラフ弥生
アーユルヴェーダの知恵を日常に楽しく活かして
より自分らしさ輝く毎日へ。

 

以前インスタグラムの投稿で、

セラピストになりたいと思ったことはありませんでした。

(この話はまた書きます。)

 

と書いたのですが、

「書きます。と書いたままになっています」

 

(やよいさん、こういうの多いです笑)

 

と生徒さんからつっこみが。

 

というわけでメモを書き始めたら、

長くなってしまったので、

ブログにのせさせていただくことにしました。

 

 

 

【セラピストになりたいと思ったことがなかったけれど

セラピストになった理由 】

 

 

(アーユルヴェーダに惹かれたのは)

 

いつ頃からかわからないけれど、

自分の言葉はいつも自分の感覚とずれていて、

何かを言葉にすることは無理だとあきらめていた。

 

10代、20代は言葉以外での表現を

ずっと探していた気がする。

 

 

インド哲学に惹かれたのは、

 

感覚や形のないものを言葉にすることを

あきらめないしつこさと、わたしが

表現したい世界観がそこにある気がしたから。

 

 

理屈っぽくても言葉になっていることで

ぼんやりが鮮明になってスッキリする。

 

 

その中でヨーガやアーユルヴェーダは

机上の空論ではなくとても実践的だ。

 

 

特にアーユルヴェーダは、修行的というわけでもなく、

生活に密着している。

 

自然の摂理に沿った生命活動のあり方が

理論と実践で表現されている世界。

 

 

ここにどっぷり浸るために

私はアーユルヴェーダを仕事にすることに決めました。

 

 

 

(私の仕事観)

 

自分が夢中になっていることには、

起きている間中ずっと関わっていたくて、

それしか意識が向かなくなってしまう。

 

とはいえ生活には収入も必要。

 

好きなことだけをやって生きていく方法は

きっといろいろあるのだと思うけれど、

 

遊びも仕事も学びも同じカテゴリーにある状態が

私は好きなのだと思う。

 

 

仕事にするということは、

 

自己満足だけではいられなくて

その分、視野が広がるところがある。

 

 

自分の好きなことと

誰かの役に立つことの接点を見つけること。

 

必要な方に届くように工夫することで

自己満足だけだった世界がつながって輪ができる。

これがとても嬉しい。

 

 

 

(セラピストになった訳)

 

 

十数年前は、今のように気楽に受講できる

アーユルヴェーダワークショップなどもなく、

 

ヨガとアーユルヴェーダセラピーや講座を

同時にやっている方も見当たらなかった。

 

そもそもSNSの時代ではなかったから

情報も限られていて、

 

やりたいイメージのモデルケースが

見あたらなかったのです。

 

 

 

当時は、アーユルヴェーダを仕事にするには、

大手スクール勤務か?セラピストか?

料理家か?しか思いつかず。

 

 

消去法でまずはセラピーから、

と学びに行ってみたのがはじまり。

 

 

私はアーユルヴェーダを仕事にするための

一つの手段としてセラピストになってみた。

というのが正直なところです。

 

 

 

(セラピストになってみて)

 

 

アーユルヴェーダセラピストになってみて、

お客様のゆるんだ笑顔や輝きに会うたびに、

なんて幸せな仕事なんだ!と何度も思った。

 

 

そして10年以上経った

今だからはっきり思うこと。

 

 

アーユルヴェーダ理論をベースに、

1体1で、身体と五感をフル稼働して

向き合うセラピストほど、

 

アーユルヴェーダの学びが深まる

仕事はない。

 

 

 

(11年間、サロンを健全に経営できたのは)

 

 

私は、私自身がトリートメントは

学びとして受けていることもあり、

 

もちろん気持ちいいし

数週間のデトックス施術のあとなどは、

体の軽さを嬉しい、とは思うけれど、

 

正直、トリートメントで、

何かが変わるとは思っていない。

 

 

 

心身を整えることができるのは本人であって、

それは毎日のちょこっとしたことだったりする。

 

 

わたしがセラピストとしてできることは、

そのヒントをお渡しすること。

 

 

開業当初からそのスタンスは一切変わらず、

 

カウンセリングから施術まで、

そこを目的に組むことができている。

 

 

 

サロン開業当初からの特徴の一つは、

いつもお土産をお渡しすること。

 

 

お客様の心身を快適にする

毎日の暮らしにちょこっと取り入れられる何かを

宿題のように渡している。

 

 

それを見ると自然と思い出して、

ちょこっとアーユルヴェーダを日常に取り入れる。

ちょこっとの積み重ねは大きい。

 

 

わたしのサロンに通いはじめてから

体調が崩れにくくなった、元気になった、

と言ってくれる方が多いのは、

 

実は日々の生活にちょこっと取り入れることを

積み重ねているから。

 

 

これが、わたしが11年間サロンを健全に経営できてきた

大きな理由だと思っている。

 

 

 

(セラピストスクールで最も意識していること)

 

 

アーユルヴェーダセラピストというと、

みんな同じことをやっているように見えたりするけれど、

みんな道が違う。

 

そして道は違っても

最終的な目的地は同じだと思う。

幸せを循環させること。

 

 

自分の本当に伝えたいこと、やりたいことの道を

自分のスピードで自分らしく歩いていけば、

それなりに循環する形を作ることができると思っている。

 

 

セラピストとして必要な手技は当然として、

やり方はその人らしさが最大限に活かせるように、

そのサポートを心がけています。