ゲンキポリタンのブログ-99日間プロジェクト

ダウン祐子さんも他の方と同じように、スタートアップテキストでまず衝撃を受けました。考えたこともなければ聞いたこともない「境界」という言葉にとまどったのです。

 「友人との境界、親との境界、私は境界がないことが親しい証明だと考えていた。しかしここでは境界があるから、親しい関係は成立すると知らされた。納得できなかったが、なんとなく分かる気もした。でも理解できないのです。」と質問されました。パンチ!

 祐子さんは親密な関係が苦手でした。親密な関係には境界がないと思い込んでいたのが、「ライフスキル講座」では、境界があるからかけがえのない人間関係が作れると教えられる。祐子さんはなかなか理解できない。境界のある関係って寂しい関係だとしか思えなかったのです。キスマーク

 テキストでは、恋人との関係を事例にして説明されていました。越えるに超えられない境界の手前向こう側に立って、相手が主体性を持って自分を選んでくれたことに愛のかけがえなさがあるのだと、もし境界を無断で侵入、強制によって、従属的に相手を従わせたとしたら、そのことにどれだけの価値があるのか。境界を大切にしたコミュニケーション、それは最近の自分の思い通りにならないからと言って凶行に及ぶおぞましい姿とは対極にある姿だと学んだのです。キスマーク

 相手を尊重し、その自由を愛せる力、それは孤独を愛せる力と同時に、自由を愛する力だ。私は身につけたいと思った。そこから湧き上がる強さで愛する。つまりただただ幸福を願い、そのためには身に挺して守り抜こうとすら態度だ。相手が誰を選ぶかで行動も態度が変わるけではないもの。あし


 腑に落ちる話である一方で、かたくなに思い込んでいた「親密な関係のあり方」少しすつ理解は進むものの、質問はなんども繰り返され、その内、祐子さんはある体験を告白しました。

好きな人との最初のデイトで、彼女は親切のつもりで、考えにくい提案を彼にしたのです。残念ながら祐子さんの名誉のために記載できませんが、それが動機で彼は身を引いてしまうことになったのです。そして改めて「境界」の意味を体験したのです。べーっだ!


 祐子さんは、毎回テキストを繰り返し読むようになりました。読むのが目的でない、理解すること、自分の考え方とどこがどう違うのか、違いを発見するのが愉しみになりました。そしてテキストでの説明と自分の考えの違いを伝えて、自分の考え方ではどういうことになるのか、疑問をぶつけました。返ってくる答えに、新鮮な驚きと開放感を感じていたと言います。ラブラブ

 でもどうすれば自分のものになるのか、すぐに行動できない自分に苛立ちながら、それでも行動を変えることで得られるよろこびの実感は尊く「ライフスキル講座」に参加してよかったという思いになっていました。

 そして大事なことは言わずに、相手をコントロールする習慣、境界を考えずにどうでもいいことは言葉にする習慣、母子の関係で習慣化したコミュニケーションのあり方を変えるために半身半疑で、99日間プロジェクトに取り組みました。

 最初の30日で祐子さんがやり遂げるのは、職場で、プライベートで「大事なことを言葉で伝える」というテーマでした。アップ

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