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幸せの国、ブータンの人々が輪廻転生を信じているのは宗教の力によりますが、科学的に立証されないことに人々は懐疑的になります。
説明できない現象はいくらでもあります。

革新的なことが起きるとき、あるひとりの人が考えたというよりは、同じ時期に同じことを考えている人がいるものです。「複雑系」という概念が話題になりましたがそれがそうです。やがて革新的なことは主流に変わり、いくらでも論理的に説明ができるようになりますが、思い起こすと最初のリスクは大変なものです。論理的な矛盾という点では相当なもので、批判されるのは常のことです。
複雑系とは少し違うものの、シンクロニシティも説明がつきませんが、「想い」という点は共通していると思います。革新的なことをやってのけた人は最初から革新的なことを望んだわけではなく、求める結果に辿り着きたい強い想いが革新になっただけだと思います。シンクロニシティも辿り着きたい強い想い(在り方)が共時性を引き起こしているのだと思います。

どのようにして、そこに辿り着けるのか、分からないと、人は諦めてしまいます。
裏返すと、諦めないことは、辿り着くための最初の一歩なのです。シンクロニシティが働いていることは、すでに何歩も進んでいる証なのです。

リチャード・バックの「かもめのジョナサン」が世界的な大ベストセラーになった理由は、ほとんどの人が枠に囚われ自分自身を見失っていることにつきます。

かもめのジョナサンが語った重要なことは、「思考の鎖を断ち切れ。そうすれば肉体の鎖も断ち切れる」ということでした。この本の教えは「枠からはみ出さない行動という鎖を断ち切る」ことにありました。それは自分にとっての究極の夢つまり奇跡を起こすほぼ唯一のプロセスに他なりませんでした。そして断ち切る方法は、心から望むことに「なにをするか(Do)」ではなく、「どうあるか(Be)」に答えがあることを教えてくれたのです。シンクロニシティを働かせる原動力もそこにあるのです。

かもめのジョナサンの師は、「愛にもとづいた行動を続けなさい」と言い残して去ります。とりもなおさず「在り方」の指導の他なりませんが、私たちは手帳を見ればすぐわかるように「すること」で埋まっています。つまり日々の暮らしに「在り方」は埋もれやすいのです。しかしすることは在り方からしか生まれないのです。自分の、あるいは自分たちの在り方を忘れて、することに熱中しているとき、在り方以外の何かを基準にしています。

<ALL is ONE>つまり愛こそすべてから離れた状態にあります。知らず知らず精神性から離れることで、<ALL is ONE>として、まとまるはずのことが知らず知らず解体しているのです。心から望む強い想いから離れることで、シンクロニシティが起こる状態から離れているのです。強い想いからなる絆が働いていると、電話をしょうとしていたら、相手からかかってくるというようなことが日常的にあります。テレパシーと表現をする場合もありますね。それは単なる偶然も場合もあればそうでない場合もあります。

その違いを生んでいるのは「強い想いで準備をすること」「情熱にあふれたシュミレーション」にあると思うのです。それこそがジョナサンの師チャンが最後に語った「愛にもとづいた行動を続けなさい」なのです。つまり強い愛から生まれる望みがシンクロニシティを創り出します




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