ツンデレ。ツンツン全開の「つれない態度」とは裏腹に隠してる好意がある。

態度が偽物であるとは、内に秘めた好意は本物である。というロジック。

ツンツンの壁を突き抜けたら深い池、君に溺れて溺れて誰よりも君を愛す。

 

人間が暮らしている世界には、どのような関係にもルールがあります。

都会には田舎にはないルールがあります。ルールを守らないとぶつかったり、ひっくりかえったり怪我します。

人も車も見かけない田舎にも都会にはないルールがあります。村八分という言葉が語るようにルールを無視すると暮らしていけなくなります。

 

ところがルールがあるようでお構いなしなのがツンデレの愛。

「いりません。」「いいえ、ひとりでできます。」「素敵な一日を(ひとりで)お過ごし下さい」とありえへんの連続。

 

ハラハラドキドキ、やっぱり無理だと思っても、だめだ、やっぱりこいつに惚れてる。ゆらゆら。

 

「この息苦しさが気持ち良い」というのは、やばい領域に踏み込んでいますが、恋とはそんなもの。

 

息苦しさがなければ、気の抜けたビールや炭酸水と同じで飲めたものではありません。

 

遠距離恋愛は気軽に会えないので寂しいものですが、だからこそ逆に近くに感じることもできるもの。

 

感性はひとによって、さまざまであっても、どんな言葉や態度を投げかけても、通じてしまうのは深い信頼と絆があるからこそ。

 

深い信頼と絆はテクニックでも文法でもなく、態度が偽物であるとは、内に秘めた好意は本物であるとなによりも信じて、互いに心を寄り添わせている文脈に漂うものです。