先日、とある街の某大学の近くを通りがかった時のこと

夕暮れ時だったせいか多くの大学生の帰り道と重なってしまった


失敗したなーと思った
いつもはそこまでの人通りではないのに朝のターミナル駅くらいの人口密度になっている
歩きづらいなーと思っていたら前を歩いていたグループの中の女の子が1人振り返って私の顔を見上げるなりニヤニヤしながら横の友達に向き直ってこう報告した


「普通の人だった(笑)」







はい。


ええ、私は普通の人ですが。
聞こえてますが。


いや、まあ言わんとした意味はわかりますよ。
その前からちょくちょくお友達が皆ちゃんとついてきてるか確認してましたもんね。
つまり「大学の人かと思ったら全然知らないおっさんが後ろにいたマジウケる」って言いたかったんでしょう?

うんうん、わかるよ
そういうニュアンスの「普通の人」でしょ?
うんうん



・・・いや、わからんわい!
自分ら普通じゃないんかい!
っていうか普通ってなんじゃい!

そんな哲学的なことを考えさすんじゃあない

せめて聞こえないように言いなさい
これだから最近の大学生は・・・


とかぶつぶつ思いつつも女子大生から「不審者」ではなく「普通の人」と思われたことに少しだけホッとして胸をなでおろしたのでした。