先日いわき市小名浜学校給食センター
共同調理場の見学会でした もっと栄養が摂れて美味しい給食をと言うコトで
まずは実情を知らないといけないですもんね!!
前回予定が入ってしまっていて参加出来ず(涙)
そしたら、おかあちゃんの会代表の方が
まずは玄関を入り2階から作業されている現場を見学。
こちらの小名浜共同調理場は
小学校13校・中学校6校の
合計計19校分
通常は42人体制なんだそうですが
今の時期インフルや家族の不調やらで休む人が多く
31人とかでやらなきゃならない日もあるそうです
「スタッフの高齢化」と「求人を出しても来ない」
人手が足りないこれも課題の1つなんだそうです。
↑
この1つのお鍋で約1000人分
おたまがデカくておったまげー 平野ノラもビックリ❗️
ヘラがデカくてカヌーの漕ぐヤツか?って思うほど。
立ち仕事に加えてかなりの力仕事ですね
冷暖房機がないそうで夏場は相当暑いですよね
揚げ場では油に食材を入れるのは人の手ですが
自動で流れて上がって行く機械を見ました。
この日は唐揚げでした。
スープ担当、おかず担当、詰め方担当などの
班に別れて皆さんテキパキと行動されてました。
配送車は7台。10:30頃には仕上がり
順に出発して行くそうです。
その後、鍋等の片付け。
12時から1時間のお昼休憩。
中学校メニューをみんなで頂くそうですよ 今日の味は薄かったね、とか、おかず美味しいねって味について話し合ったり褒めあったりしてます。って
しかも私凄く感心したのが
「作っている時はケンカはしないでって言ってあるんです。
料理は作った人の気持ちが入るからイライラ、
ムカムカしてるとそうゆう味になるんですよね。」
って… なんて素晴らしい
ジャムおじさんやバタ子さんじゃないけれど
美味しくな〜れ!みんなが待ってる!って思って作ってくれてるのかと思うと感謝しかないですね…
沢山あったそうです。
作りたくても作れない。作れないなんて日が来るなんて思っていなかったと。
生徒たちから
「美味しい給食早く食べられるの待ってます」「頑張ってください」
ってお手紙頂いたりしたんだそうです。
生徒や保護者も当たり前のように出ていた給食がどれだけ有難い事かに気付けたんだと思います。
中学生のスクールランチは埼玉の業者から届けてもらっていたそうで
午後は回収してきた食器を洗うお仕事があるそうです。
福島県は小学生の肥満率が高いそうで…
鶏肉の皮は使わないなど、基準より少しカロリーを抑えているんだそうです。
どうしても出来あいモノで出すことも多いそうですが、
小学校や中学校の給食が別々に休みの日は
3000食くらいまでの時はなるべく手作りしたおかずを出すようにしているんだそうです。
みそ、しょうゆはいわき市で指定している業者さんに、旨味成分や添加物は極力入れない作り方のモノを給食用に作ってもらっているそうです。しかもちゃんと瓶詰めで✨
醤油はペットボトルのモノは添加物入ってないと日持ちしませんもんね💦
出汁はちゃんと鰹節や昆布からとっているそうです ここも凄く嬉しかったですし、スゴイなと感心
ただ、塩は食塩砂糖は上白糖なんだそうです。
煮物の際は量が少なくて済むのでキビ砂糖の時もあるとのこと。
なぜ天然塩やキビ糖を使えないのか聞いたところここもコストなんだそう。
1円下手したら何十銭の世界なんです…。
1食1円コストが上がると8200食分だと8200円上がってしまう訳で…
小学生は1食226円74銭
1ヶ月約20食分の給食費が¥2500くらいですよね!
給食費の値上げを各家庭にお願いするわけにはいかないし…
予算は決まっているし…
栄養士さんもその狭間で頭を悩ませて
最善を尽くしてくれているんだな
と有り難く思いました。
各家庭から集まった給食費は全て食材の購入に使い
光熱費や人件費はいわき市が税金から負担しているそうです。
給食費未納者も若干あるそうですね
いわき市での食材がもっと増えると良いですね↓
↑小名浜地区はまさに昨日、リクエスト給食の日だったらしく
(インフルの次女はお休みしたので食べられませんでしたー
)
リクエストメニューとはA・B2パターンのメニューから選ぶことが出来る。
8200食作るにあたって、中学校が揚げ物・小学校は炒め物みたいに焼き場と揚げ場を使うメニューを交互に使って作っているそうなので
同じ日の小学校、中学校メニューが違うんですね!
中学校の給食がお休みで小学校分だけの時にだけ
このリクエストメニューを実施することが出来るんだそうです。
長女はAエビフライ・Bハンバーグ
ハンバーグにしたそうですよ
そして私が気にしている牛乳について。
説明を聞いている中で言われていたのが
「衛生面を考慮して生野菜・サラダや和え物は出していない」と。
必然的に野菜を摂るのは難しい訳です。
となると、野菜から取れるはずのカルシウムなどの栄養を牛乳で補うしかないってコトが明らかになりました。
昔より乳牛のエサも改善していると言うコトを信じています。と…。
ちなみに勿来の方は震災で液状化がひどく
立て直したそうで、冷たい食材を管理出来る設備が出来たため、生野菜やサラダなどだしてるんだそうです。
パン食に関しては
朝ごはんにパンの家庭が増えているからいらないのではと言う意見には
年間で、約ごはん113回パン31回めん31回
パンに合わせて出すシチューやミネストローネなど
ごはんには合わないメニューも子どもたちは好きで良く食べてくれるんだそう。
食育の一環としてごはん以外の食べ物も出しています。と。
さらに小名浜地区ではここ2〜3年はマーガリンは出すのをやめたそうです❗️
トランス脂肪酸はなるべく取らせたくないのでと✨
パン自体にマーガリン、砂糖、とカロリー高めのが入っているので、マーガリンはやめました。
ジャム系にしているそうですよ!
先生や校長先生が持久走大会や陸上大会まえなどは朝はパンではなくごはんを食べてくるように言ってくれる先生もいるんだそうです。
そこは家庭で「朝はパン♪」ではなく
ごはんにする努力を各家庭ですべきですね
この日の献立は中学校のメニューを試食させて頂きました!
配膳された時のあの懐かしい匂い
アルミのお皿からプラスチックのお皿に変わった時の嬉しさ、まだ覚えてます♡
まさに卒業式前日だったので
赤飯のお祝いメニュー
赤飯・牛乳・沢煮わん・鳥の唐揚げ・いちごクレープでした♡
ごはんの多さにビックリ
完食しましたが、牛乳は久しく飲んでいないので
お腹壊さないか心配で持ち帰りました
今日はそう最後の給食の各クラスに
「高校生になっても頑張ってね!ちゃんとご飯食べるんだよ〜ってお手紙を入れたんです」
と。ジーンと来ますね
コストがかからず出来そうな部分としては
白米から胚芽米や8分づき米にするなどしてはどうか?と言う案ですかね。
全量、全袋検査をして放射線はもう大丈夫なので、(文句言う保護者も中にはいるのかな?)
本当は塩と砂糖もお願いしたいところではありますが💰がね…。
個人的な意見は給食の時間がかなり短いようで、そこも残す理由や肥満率上昇の一つになっているのではないかと思います。
食は人を良くすると書く。
食べるものでカラダが作られることは間違いないので
家庭ではもちろん、給食も改善できる点を考えて行くコトは大事だと思います。
今回、参加して小名浜共同調理場の栄養士さんから案内、説明を聞いて感じたことは
子供たちの事を考えて、愛情を込めて
お仕事に誇りを持って働いてくれていて
誤解していた部分が沢山あって反省しまいた。
現状を知らずに文句言うな
って自分に突っ込みました🙏💦
少なくてもこの調理場で作られる給食は
今の費用や状況からするとMAXで考えて出されています。
きっと共同ではなくそれぞれの学校に調理出来る場所、人がいたらもっと充実した給食を出せるには違いないですが…
主催の大友さん、参加された皆さん、案内してくださいました栄養士さん
良い機会を与えて頂きありがとうございました😊
皆さん誰でも参加出来ますよ!
興味がある方は
自然派おかあちゃんの会@いわき
活動の詳細は自然派おかあちゃんの会いわき
で検索🔎✨
ちなみに今日、ランチ会の予定でしたが
キャンセルが出て開催しない事になったんですが…
なんと朝方から3女がお熱です
インフルでない事を願うばかりです
まだまだ流行っていますので
どうぞお気をつけくださいね