うおおおぉぉおーー・・・


「ブラックファミリア」の最終回

おぞましくて凄かった!!



ホラーではないけど、

日本のホラー特有の地味に精神的に内側からくる恐怖っていうやつで、

背中がゾクゾクした。


最初は仮面ライダー役だった星乃夢奈が出てるから見始めたんだけど、第一話で殺され・・・


でも渡邉理佐もいたし筒井真理子もいたし

ちむどんどんもいたから楽しめたわー


しかし最終回の女優2人、板谷由夏さんと筒井真理子さんの怪演は凄かった。


っていうか、


母親としての身になってみると

こっちの身とそっちの身が同じで

復讐は復讐しか生まないわけで、


それって小さな揉め事や戦争などにも当てはまる教訓かもしれない・・・



ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

(戦車が通る音)




さて・・・


Guyatoneの古いオーバードライブ

PS-005です。



こんなの知らなかったし

とくに名機という訳でもないし

需要も価値も無かったのに


数年前にラウドネスの高崎晃

デジマートのインタビュー記事で

ラウドネスの初期に愛用していたと言い、


そして一度は紛失したものの

デジマートで中古を買ってまた使っていた

などと言ったことで


じわじわと需要が高まってきたようで

しかし古いエフェクターゆえ

運が良くないと中古品も出回りません。



それを

奇跡的に入手することが出来ました。

ヤフオクで6千万円





裏蓋のネジが1個ないです。





折れて埋もれてるわー




とりあえず蓋を開けます。





埋もれてるネジは頑張れば取れるとして

BOSSのネジでも取り寄せるかー

と思ったらBOSSとはネジが違うのね・・・






黒い絶縁紙は端っこが接着されてます。

ネットで見た基板はハンダ盛り基板だったので期待してたのに普通の緑基板だった。うー。





基板の部品面はこんな感じ。

BOSSっぽいよねー

これを見れただけでも6千万円の元は取ったと思う。





オペアンプは

Texas InstrumentsのTL4558Pで

裏に「JAPAN」の刻印がある日本製です。

これだけで1千5百万円から2千万円の価値があります。





電解コンデンサはマルコン





トランジスタは


2SC1571があちこちにあるのと




うーむ、これは松下のマークがあるけど

2SC522か2SA522か2SK522か・・・

FETの2SK522かな?

回路を追わないと分からないなぁ




これはFETの2SK30A





ダイオードは

帯の色から1S1586あたりかな。




1S1586






比べてみてもこれっぽい。





高くそびえるスイッチのスプリング





このツメにスプリングをはめるんだけど






基板を閉じていくとなかなか合わない💦





しかも閉じる時に見えなくなるから

透視能力が必要だ。




でもこのスイッチ、心地良いんです。


スイッチを押すとスプリングが縮まり、

途中でスプリングの圧力が高くなってタクトスイッチを押す仕組みなので、メカ的にぶつかるのではなく、スプリングの圧力でタクトスイッチを押すその音と感触が心地良い。





Marshallの歪みをブーストするやり方は

大きく分けて2種類あると思います。


一つは、VOLUMEもしくはGAINをフルにして足りない歪みをエフェクターで補うやり方。


もう一つは、VOLUMEもしくはGAINをフルにすると低音が暴れてブーミーになるので、それを避ける為にアンプ側はフルより手前で抑えておき、足りない歪みをエフェクターで補うやり方。


私は後者ですが、高崎晃さんは前者だったようです。


なるほど。

これはいいね。


まずMarshallのGAINをフルにして

低音がズンズンにならずヴォンヴォンになる状態にしてから

中音域が強いオーバードライブを軽くかけると、

ブーミーな低音が中和されてズンズンになるのです。



低音を削ってバランスを取るのではなく、

中音域を足してバランスを取るわけです。


これはよくあるTS9でブーストするやり方と同じなので、




Marshallの歪みをブーストするのにTS9を好んで使っている人ならPS-005も気に入ると思います。



これで完全に高崎晃さんの音になります。

というかまぁ80年代HM/HRの音ですね。



いま考えてみると


私がよくやる、歪みの足りないアンプでもピックの角度やバッキングにもピッキングハーモニクスを混ぜる感じにして音を硬くしたり手の加減であたかも歪んでいるかのように聞こえるような弾き方をするコントロールは、高崎晃さんの影響を強く受けていると思います。




でも最近、思うんですよね。


音や音作りにばっかり没頭してこだわっても仕方がないというか、


もっとこう、


「何で弾くか、どんな音で弾くか。」

よりも

「何を弾くか、どう弾くか。」

に目を向けないとなぁ、って、


昔のMarshallで、完璧とは言えない機材環境と音で勝負していた名ギタリスト達を思い浮かべながら思いました。



ギターの音に対して

自分の中のこだわりで

理想の音を追求して

完璧を求め続けることというのは・・・








ただ単に神経質なだけなのかもしれない・・・




うーむ。