JRAが降級制度を廃止した本当の理由 | ぐりぐり君の個人馬主ブログ

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競馬が好きで中央個人馬主、地方個人馬主、フランス馬主をやってます。

先週日本中競馬会から馬主向けに「4歳馬の降級制度廃止」の説明会がありました。

 

4歳の春季競馬までに獲得した平地収得賞金について、4歳の夏季競馬開始時点で1/2としなくなります。つまり降級制度は廃止されるということ。
平成31年夏季競馬から(現2歳馬から)適用されます。

 

 

説明会の資料には

現在のクラス分けの問題点
・同じクラスでありながら降級馬とそれ以外の馬の能力差が大きいことにより、勝利・賞金獲得機会の偏りが見られる
・高条件馬が大幅に減少 (夏季競馬や第3場開催で高条件競争を多く編成できない、少頭数の高条件競争が散見される)
・ルールが複雑でお客様にとって分かりづらい

 

制度変更の目的・効果
・各クラスの在籍馬の能力が均衡化され、より白熱した競争の提供が可能になります。
・出走頭数が充実したレベルの高い競争を多く提供することが可能となります。
・勝てば次のクラスに移動するシンプルで分かりやすいクラス分けになります。
・成績上位の降級馬がいなくなることで、勝利・賞金獲得機会がより多く行きわたるようになります。

と書かれていました。

 

ちなみに今年降級した馬は
1600万に降級→66頭
1000万に降級→134頭
500万下に降級→403頭
いるんだそうです。

 

そのために高条件の番組が組みづらくなっているらしいです。
JRAとしては高条件馬を増やすことでオープン競争を増やしたいんでしょうね。
ではなぜオープン競争を増やしたいのか。それは私の推測ですが、売得金を増やしたいからだと思います。
JRAの話によると、メインレースを1000万条件をオープンにするだけで売得金が3億円もUPするらしいです。1000万条件を1600万にすると1億円UP。
これはかなりJRAにとって大きいですよね
ビックリマーク

 

下級クラスのレースだとどうしても売り上げはそんなに上がりません。下級クラスの番組が増えれば増えるほど売り上げは下がっていきます。
JRAも商売でやってるわけですから売り上げを伸ばそうとするのは当然といえば当然のことです。

 

 

 


資料によると、古馬オープン競争を馬の実績によって負担重量を設定する考えがあるようです。

オープン1~2勝馬は負担重量A
オープン未勝利馬は負担重量B
といった感じに。
つまりハンデ戦みたいな感じですね。

これはどうなんでしょう!?

 


降級制度についてはいろいろ意見があるかと思いますが私は反対です。
前に記事を書いたので興味ある方は読んでみてください。

 

JRAの降級制度廃止について思うこと
https://ameblo.jp/gurigurikun1/entry-12296598321.html