おはようございます。

中部校 ふさのです。


二十四節気「大雪」を経て、

冬を体感する時節ですね。


ちなみに「大雪」は、

おおゆき ではなく

「たいせつ」と読みます。


この後は、冬至・小寒と来て、

大トリの「大寒」(だいかん)で寒さが極まる感じですが、

ここまでが暦の上では冬です。


さて恒例の?季節の歌です。

やはり恒例の?西行をご紹介したいと思います。


《山おろしの 月に木の葉を 吹きかけて 

光にまがふ 影を見るかな》

——-西行「山家集」冬の章より。


木の葉が散ると、

月光を遮るものが無くなり、

照らされて透ける自分をみると。


歌集と言えば、

古今集(905年)と古今和歌集(1205年)が有名ですが、

集められた歌数はそれぞれ1,000ほどです。


春夏秋冬で分けると、

春と秋がダントツなのは言わずもがなですが、

冬の歌は、

古今集で30首ほどだったものが、

古今和歌集では150余首に増えています。


300年の間に、

人の心にどんな変化があったのでしょうね?