LOF山口校 鈴木です。

冬の中休みとも感じられる穏やかな天候の山口です。


 

 

学期末の親御さんとの面談を終えました。

 

来春、小学校入学を控えた親御さんからは

こんなに成長の伸びが見られるなら、

来年度の選択はもっと慎重に考えるべきだった。

 

そんな声が聞かれました。


慎重でなかった訳ではないと思いますし、

準備を怠っていらっしゃった訳でもありません。

 

来年度の環境選択の検討はおよそ一年前から始まります。

夏には教育委員会に打診をし、

場合によっては、知能検査の結果の提出を求められるので、

それまでに検査を受けておく必要があります。

また、検査を受けるにも、専門機関によっては、半年待ちもあり得ます。

となると、早め早めの準備が不可欠となります。

そして、10月には半年後からの

お子さんの学びの場を決定しなくてはなりません。

 

決定時期のお子さんに

いくら日進月歩の成長が見られる状況であっても、

決して、来春までの成長予測での伸びしろは

審議の際には換算されません。

 

また、通常級→支援級→支援学校への移行は比較的容易ですが

支援学校→支援級→通常級への移行は現実的に容易でないことも

知識として心に留めておきたいところです。

 

親御さんには、

次の選択の機会へと気持ちを切り替えましょう。

と、お伝えしました。

 

次に望む環境に必要なスキルは何でしょう。

今より、自分でできる事を増やし

支援の幅が狭まるよう、

お子さんの発達を促進しましょう。

 

常に前を見て

常に足は前に出す

 

親ですから、

わが子が日頃、頑張っていると思えば

たまには

好きなものをお腹いっぱい食べさせたい

好きなゲームを心ゆくまでさせたい

嫌な事はしなくていい

寝るのは眠たくなってから

そんな、思いも過るのかも知れません。

 

でも、こんな日常では、

翌朝、そして将来困るだろうと

親御さんは管理や制限をされるのです。

 

 

今の笑顔も大切ですが、

将来の笑顔を作るのも今です。

 

山口は今週末から冬休みです。

冬休みは楽しみごとが盛りだくさんですね。

「たまには…」の連発も予想されます。

 

皆様にとって、楽しく幸せな時間となりますように。