最近、文章のまとまりが悪いと親族に指摘されました。読みづらくてすみません。

 

なるべく読み手の人が誤解したり間違って理解したりしないよう、説明があいまいにならないように、と思って書くと長文になり、かつズバリと確信をついたような語彙を選び出せないまま、低い語彙力で文章を編み出していますので、読みにくい上に理解しずらいのではないかと思います。精進したいのですが、もともと文章作成は苦手なので、このレベルからなかなか上達しません。ご容赦いただけますと助かります。

 

今日は最近、親族の親と子が交わしていた会話の一つをネタにしてみます。

 

ある思春期・反抗期にさしかかった親族の子が、学校や習い事先、家庭内で「他のメンバー」が不快に思うような言動をするようになりました。その言動に不快な思いをしている人間が増えていることに気づいた親族の親が、何度かアドバイス的な話をしました。その親子の会話を聞いていた「家族ではないただの親戚のおじちゃん」が、こんなことを言いました。

 

「〇〇さん(お母さんの名前)、その子、それじゃ、やんちゃを止めんよ。」

 

(親族の子に向かって)「その子、お母さんや先生、友達に信頼がないんだと思うよ。敵意の方が勝ってるかもね。だから何を言っても態度は変わらないよ。」

 

「なあ、お前(親族の子)、学校やらお稽古先で人に嫌がる言動するのは、誰でもないお前が損してるのがわかるか?

今まで頑張ってきたり褒められたこともあっただろうに、そういう『いい部分』が全部、今回のことでみんなの記憶から消えるわ。

『気に障ることばかり言う性格の悪いやつ』って新しいレッテル張られるわな。

それで後でみんなからバカにされる、嫌がられる、無視される、軽く扱われる、って文句いってもとっくに遅いってことになるわ。

お母さんは別に損は何もせんよ。お前が、家から出た先の学校やら習い事先やら友達といる時に、軽蔑されてバカにされるだけだ。

自分に降りかかる嫌なことは、今、お前が自分で作り出してることだけは自覚しとけよ。」

 

と、そんなことを言ったそうです。

 

子供がどういう理由で何を感じて、そういう人が不快になる言動をしているのかはおじさんは知らない、けどむやみやたらに不機嫌を振りまいて、八つ当たりしたり、悪ぶることを言ったり、人をけなしたり、やめろという事をやってみたりしたら、その結果として「他人から嫌われたり無視されたり、友達や知り合いとしても必要ない人としてカテゴリー分けされて疎外される」のは自分だし、それで我慢しろよ、この先損しても自分の言動が生んだ結果だからな、

 

と説明したそうです。この親族の子が素直におじさんの言う事を聞けたかどうかはわかりませんが、

 

「今のままのふるまいをしてると、近いうちに悪い状況になる」

「人からうとまれる・嫌がられる」

「後で自分がかなり困る、損をする」

「親も先生も友達も、損をしない、自分だけ損をする」

 

という部分にどうやら、反応したそうです。「そんなのずるい」「自分だけなんでそんな目に遭わないといけないのか」と文句を言って反撃したようですが「お前しかそういうことしとらんからお前だけそういう目に遭うんは当たり前だろう」と、親、おじさん両方から言われて、ぐうの音も出ず、という、この話の終わりです。

 

この子に見られるように、私達の発達凸凹の親族の子は、自分の行動が周囲の人たちにどう影響して、どう作用して、どう自分に返ってくるか、自分へののちのちの影響はどうなるか、が「予想できずにその時、その時だけの点の行動で」過ごすことが、幼少期や児童期は多々あります。

 

それであとで同級生や習い事先の仲間から仲間外れや無視、いらない人扱いされる所まで、「自分だけそんな目に遭う」という厭われる結果になるケースもあります。そして「点の行動」で不適切言動をしていたので、自分の非のある言動については記憶にあまり残ってないので、「無視された。仲間外れにされた。自分だけ嫌がられる。」と、その結果の部分にだけ不快感を感じ、被害妄想で「ひどい!」と相手を恨んだり、というサイクルに入ることは、本当によくあるパターンです。

 

ですので、このパターンを、失敗体験をしようとしている子にきちんと説明して周知させておかなければ、知らないがゆえに「今だけを考えて生活している」発達凸凹の子は、自動的に失敗体験まで爆走していきます。ですので「不適切言動を繰り広げている真っ最中の子」には、必ず親族か親が「現状を第三者の目から本人に知らせておく」意味合いで、上記のようなことを話すことは度々あります。

 

親の気持ちが通じない、と感じるタイプの子の中には(全員じゃないです)、往々にして、こうした「点の経験」だけで生活しています。そして自分の言動がどんなものであるか、他人の心の中にどう影響しているのか、それが先々の結果としてどんな反応となって返ってくるのか、には思いが届かない、行き当たりばったりで言動している子達がいます。自分の自閉の中で生きていると、より客観的な視点は抜け落ちているので、自分の不適切言動が「不適切」とは気づいておらず、自分の正当性やその時の気分を全面に相手に出し、主張する、それだけの単純さで言動していることが多いです。

 

ですので、親から「当たり散らさないで。不愉快だ。」と指摘れても「俺の方が・私の方が不愉快だ」という反応で終わったりします。気分で動いているからです。でも、先ほどの親戚のおじさんのように「あなたが今している行動が、後でどういう結果になってだるま式に膨れ上がって、その子にとってマイナス、とても損をする結果となって返ってくるか」の部分を指摘されると、なんとなく、気になってひっかかるのも、このタイプの子です。自分の損得に関わる事は、それなりにその後も継続して「気にする」ようにはなります。

 

自分に降りかかる不幸や、損なこと、嫌なことは避けたいという気持ちが強いのも特性上よく見られるので、将来的に「自分が損をする」部分を明確に指摘されてしまうと、「そうなると困る」「そうなると損だ」という損得勘定、自分にデメリットなことには敏感な性質が注意喚起の気持ちを呼び覚まし、アラームと言うか警報のように、その後、たびたび脳内で「やばいかな」とか「まずいかな」という風にストッパーになっていくことがあります。自分では想像したことがない、現実化するはずがないと高を括っているはずが、「そうなるかも」という近い将来の現実に思いをはせるようになります。

 

注意喚起の能力を呼び覚ます、第三者の視点・指摘による刺激です。

 

ですので、思春期や反抗期でますます親の言う事を聞かなくなっている発達凸凹の子には、「子供の態度、行動によって、どんな風に子供本人が困ったことになるか、という具体的な将来の結果予測」を、それなりに伝えておくと、不適切言動が次第に減少していくこともあります。

 

親族間でよく耳にするセリフに、「今、あなたがしていることは確かにお母さんにも迷惑なことだけど、大したことない。でも、あなたがもし同じような態度を外でやってたら、他人は辛辣だし親兄弟みたいに容赦しないから、結果的に自分が責められたり注意されたり、嫌われたり、いい結果にはならないよ。

 

人から攻撃されたくなかったら、あなた自身がまず、毎日の生活の中で人を批判したり攻撃的になったり、八つ当たりしないことね。自分がやった倍以上のすごさで、嫌なことは返ってくることもある。あなたが将来、一人で困ったことになるから、やめておいたほうがいいと思ってるけど、決めるのも行動するのもあなた自身のことだから、その点ではお母さんは関係ないし。これはあなた自身の問題だからね。」

 

と、突き放すように聞こえますが、当たり前のこと、として自分の言動の責任は自分でかぶるんだよ、ということはかなり細かく、どの家庭も子供たちに伝えていると思います。

 

こうした刺激には「その場で」猛烈に怒り狂ったり泣き叫んだりして抗議する、嫌なことを言うな!という子供の防衛本能で親に反撃するのがパターンですが、「そうならないという自信があるなら、そんなに取り乱す必要はないでしょう」ということです。また反抗期なので、役に立ちそうなアドバイスでもその場では聞けませんし、激高するのも普通の反応です。

 

でも、子供自身がそうかも、と実感するからこそ、図星を指されて取り乱す、ということもあります。図星を指してそのまま子供にしらんぷり、だと嫌な親でしかありませんが、子供が落ち着いたときに、「どうすれば嫌な将来にならないか。子供自身が損をしない、子供の良さが全面に出るような将来になるか。」に焦点を置いて、具体的にいくつかの案や子供の良いところを伸ばす、子供の良い部分を最大限に伝える、というフォローをしておくと、子供の「親への信頼」は戻ってきます。

 

嫌な指摘と、自分のメリットになりそうな案はセットでないとあまり意味がありませんので、このフォロー部分が大事になってきます。先に書いた親族の子も、「自分の、仲間内でのポジションがちょっとマズい、居心地が悪くなってきている」自覚はあったため、その後の親とのやり取りの中で、親からのフォローに少しなびいて聞く、という頻度が前よりは上がっているそうです。

 

以上、親族の親子の会話ネタで書いてみました。

 

 

 


人気ブログランキング

 


にほんブログ村