発達凸凹のある親族の子達ですが、学校が休校となり「自宅待機」と言われると、まじめに自宅待機してしまう子達が多いです。むしろ、人のいない山、畑が豊富な田舎では外に出て体を動かした方がいいのですが、それすら「外出はひかえないと!」とこだわる子も出没です。

 

都心に住まう親族も、子ども達が長期の自宅待機になることで「ネタ切れ」を起こし、いよいよどうしようか、とチャットでみんなで知恵を出し合いました。

 

一番子どもに必要だ、と思う条件を出してみると

 

・家の中での「自分の空間」の確保

 

・「自分の空間で楽しめる要素」の提供

 

この2つは必須だろうということに。この2つが欠けると、しつこい親へのからみにつながったり、兄弟姉妹へ喧嘩を吹っかけて刺激を得ようとする悪反応を欲求しはじめたり、と悪い方へ、悪い方へと進んでしまいます。

 

楽しいことがないからイライラする、暇な状態を「最も相手が嫌がるやり方で」強い反応を得ることでごまかしたがる、それが暇だという嫌な状況への突破口になる、と経験上、学んでいることをやろうとします。大喧嘩、親からの叱りは、発達凸凹の子にとっては「はっきりと得られる反応」なので、叱られたり喧嘩して泣くのは嫌だけど、「それしか突破の仕方を知らない」からやる、という幼い知恵なわけです。

 

ですので、この幼い知恵によるネガティブな経験を避けて、ごまかすというか、より親や兄弟姉妹がげっそりしなくていい方向へいざなうにはどうしたらいいか、の「知恵だし」が何より必要な対処の一歩になってきます。

 

ということで、共通していたのが「家の中でテントを張ろう」でした。私も昔、親から大きいタオルケットでテントを作ってもらった経験があるのですが、今は折り畳み式の子供テントが簡単に手にはいるので、約半数の親族は家にあるものを、持ってない親族はネットで購入したりして、ちょうど今夜は「自分のテントで一夜を過ごす」というわくわく体験をしている真っ最中です。

 

昼間は、お気に入りのおもちゃやぬいぐるみをテントの中に持ち込んで遊び、お盆やトレイに乗せたおやつをテント内で食べることをOKしたりして「特別」を演出しました。寝る前は、片づけ用の箱にどかんとおもちゃや遊んだものを片付けて、それができたら「テントで寝ていい」ということにしたので、意気揚々と箱に片づける子が大半でした。

 

子供用テントは小さいので、テントから足を出して上半身だけテントの中、と言う子も多いみたいで、スカイプで飛んできた写真がかわいかったです。小さい子はテント内でまるまって上手に寝ているようですが。

 

我が家にも1つ、不登校の親族の子対象の学習会をするときにはその部屋に「逃げ場」として部屋の中にボールを入れて置いておきます。その緑色の折り畳み式子供用テントと、同じタイプのがこれです↓

作りが簡単ですので、中で暴れられるタイプではないことは子供が一番よくわかるので、いまのところは逆に「自分の特別なもの」として今の所、大事にあつかってくれているようです。

(簡易おもちゃテントなので、あまり丈夫なものではありません。仕事場近くにあるフライングタイガーという雑貨屋で実物を見て買った、という親族もいました。)

 

 

 

 

 

 

あと、このタイプのものを使っている家庭もあります。↓

 

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とりあえず、1週間ぐらいはだましだまし、昼間はお気に入りのおもちゃや工作をここの中で楽しんだり、夜は枕と毛布を中に引いて寝たり、と楽しんでくれるかな、と期待してます。その間に、次のネタをみんなで頭をひねり、次を考えます!

 

 

 

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