自然が豊かで、山も多い日高地方。山登りを通じて日高の魅力にふれるため、日高登山部を結成しました。部の活動記録をブログにつづっていきたいと思います。
今回挑戦するのは、御坊市と印南町の境にある黒岩山。標高は241mとそれほど高くありませんが、インターネットで調べても全く情報が得られず、どんな山なのか全然分かりません。
果たしてどんな道のりが待ち受けているのか、覚悟を決めていざ登山!
◆黒岩山の登り口
国道425号に平行する黒岩山。インターネットで調べても、印南町側から登れるハイキングコースがあるということしか分かりませんでした。Googleマップの航空写真を活用し、登り口を探していくしかありません。
ため池の脇を通って高速道路の下をくぐり、舗装された道を進んでいきましたが、最初の道は行き止まり。いったん引き返して高速道路沿いに歩いていると、「黒岩山登山口」の文字を見つけました。
とても小さな看板で、見落としてしまいそうです。どうやら大きな鉄塔を管理するための道と繋がっているようで、急な階段を登っていきました。
◆天狗岩と雨乞の山
鉄塔から先の道は、一応ハイキングコースとなっているのですが、ほとんど誰も登っていないのでしょう。目印は何もなく、道らしきものを辿っていくしかありません。倒木やクモの巣、イバラやシダが道をふさぎます。
登り始めてから30分ほどすると、景色のいい場所に出ました。ここからは山腹に沿って歩いていくようです。少し先に目指す頂上が見えました。天気がいいので、風がとても気持ちよかったです。
途中の見どころとしては、しめ縄が巻かれた大きな岩「天狗岩」(インターネットの情報)や、石が並んだパワースポットのような場所「雨乞の山」がありました。
◆ついに山頂へ
「雨乞の山」を過ぎると、より一層道は険しくなります。元々木の階段が設置されていたようですが、地面が弱いのか、ほぼなくなっていました。地籍調査の杭を頼りに、茂みをかきわけ進みます。
登り始めてから約50分で頂上に到着しました。頂上は少し開けており、紀伊水道が一望できます。この日はとても天気が良く、清々しかったです。
帰りは来た道を戻りましたが、崩れているところや、道が分からなくなっているところがあり、少し苦労しました。また麓近くの岩場はコケが生え、滑りやすくなっているので注意してください。
所要時間は1時間半。迷わなければもう少し早くなると思います。険しい道のりのためあまりオススメはしませんが、我こそはという方は登ってみてくださいね。