「雨ふる本屋」でおなじみの
日向理恵子さんの作品です。

「火狩りの王」

なかなか骨太のファンタジー。


「人間が火に近づくと自らが発火する」
なんて、設定、よく考えつくなぁ〜。

その設定の妙と
主人公灯子の健気さが切ない。
自分を助けたことで亡くなってしまった火狩りの遺品を返すために首都へ向かう灯子。

一方、首都で暮らす火狩りの家族。
病身の妹のために
父の残した「雷火」について研究をしている煌四。

容赦ない展開に息を呑むばかり。

灯子が火狩りになりそうな感じもあるし、
煌四と出会う時に
また大きく物語が動くんだろうな、という期待大。



登場人物たちの名前が
火にまつわる名前なのもいい。



私はまだ1巻しか読んでいませんが
もう3巻まで出ています。

これからの展開が楽しみ!