被災された方、お見舞い申し上げます。

元旦から、僕は心が張り裂けそうな思いになりました。

復興に尽力されている方々、本当に頭が下がる思いです。

安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。

 

僕は東日本大震災の時、ニュースを見ただけで心がフリーズしてしまい、何をどう発信して良いのか全くわからなくなりました。

少し経ってから募金をさせて頂きましたが、被災地にボランティアで向かう友人達と一緒に行けるようなメンタルではなく、ただただ塞ぎ込んでおりました。

 

被災された方が大変なのはもちろん、被災されたニュースを見て心が折れたり不安な気持ちになる人も多いかと思います。

どうやったら不安を和らげるのか?

12年前に色々不安を和らげる方法を探しまくって、シンプルながらも効果のある方法があるので、紹介させて頂きます。

 

 

1.不安を具体的に書き出そう。

紙やノート、こちらのコメント欄でも結構です。

不安に思うことを書き出してください。

書いたら「そうだよね、不安だよね。」と自分の不安に優しく寄り添ってください。

 

僕がコンサルをする時、相談者さんが大きな不安を抱えていたり混乱している時は、敢えてアドバイスをしません。

一通り気が済むまでお話ししてもらいます。

すると、自動的に心が軽くなり、ご自身で解決策を示されることが多々あります。

 

不安でいっぱいの時は、アドバイスや、早く不安を取り除こうとするのではなくて、そうだよね、そういう不安あるよねと優しく共感すると、心が軽くなります。

不安はゼロにしようと思うと難しく、心を軽くすることをゴールにすると、かなり良い状態になります。

 

2.深呼吸をする。

人は緊張したり不安な状態の時、呼吸が浅くなります。

意識して深い呼吸をしましょう。

リラックスしている時は、深くゆっくりした呼吸になります。

呼吸から意識を変えることができます。

大きく深呼吸をしてみましょう。

 

3.体を動かす

体を動かさずじっとしていると、どうしても心がさらに不安な状態になってしまいます。

不安になると、さらに体を動かすことが難しくなり悪循環に陥ります。

激しい運動でなくても大丈夫です。

散歩したり、ストレッチ、腕や足を動かすだけでも気持ちが変わってきます。

 

4.大変な情報から距離を置く

情報を必要としている人は見た方が良いのですが、心があまりにも辛い場合、意識的に情報を遮断することも大切です。

自分の心が復活するまで、情報を意識的にコントロールしましょう。

 

5.当たり前のものに感謝をする

目の前の当たり前だと思っていたこと、それこそ水一杯でさえもありがたいと思えます。

人は不安と感謝を同時に感じることはできません。

不安が多い時は、感謝を忘れた時だと、僕は捉えています。

日常の当たり前だと思っていたものは、決して当たり前ではないんだなと、感謝を深く感じてみてください。

 

6.祈り

僕たちのご先祖さまは、災害を鎮めるために神社などで祈りを捧げてきました。

自分たちの安全だけでなく、遠く離れた方々の安全を神社などで手を合わせてきた方も多いことでしょう。

僕たち日本人は、災害の多い国です。そして支え合って生き抜いてきた国民でもあります。

他の誰かが大変な思いをしていると、心が痛み手をあわせる優しい国民性を持っています。

そして祈りを捧げてる時は、心が自然と穏やかになっていきます。

誰かのための祈りは、自分の心を鎮める先人の知恵なのでは?と、僕は思っています。

そして、災害を支え合って乗り越えてきたDNAが僕たちにも引き継がれています。

そのDNAが引き継がれてるんだと感じてみましょう。

 

これらを行った後、不安のリストをもう一度見返してみましょう。

人によっては、何か自分ができることはないかな?となるかもしれません。

でも、決して無理をされないでくださいね。