4月上旬、納車2週間目、山中湖へ。
圏央道相模原ICから道志道へ入り、山中湖へ抜ける。あいにく富士山は雲の中。。
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新倉山浅間公園で桜、五重塔、富士山のコラボを見たかったが富士山が見えなければ意味がない。諦めて先へ行く。
御坂みちを抜け、国道411号に入り丹波山村、奥多摩方面へ。
FXDLSは塩山付近の長い登りもさして回転数をあげることもなく登っていく。さすが110キュービックインチ(1800cc)である。
大菩薩の湯あたりからのワインディングに差し掛かると、コーナーですかさずステップを擦る。気をつけよう。
柳沢峠も素通り。どうせ富士山見えないし。
途中でZRX1200にぬかれる。やっぱりコーナーリングスピードが断然違う。
それでもマイペースでワインディングを駆け抜ける。
300キロの重量ある車体も、前後のブレーキをガツッと効かせるとコーナー入り口でギュワッと減速できる。全く不安はない。この辺は49㎜系のぶっといフロントフォークとダブルディスクの恩恵。ブレーキリリースと同時にスパッとバンクを開始すると一気に倒れこみながらフロントタイヤが内側に綺麗に舵角をつけスルーと曲がっていく。ただしキッチリスピードを落とさないとステップが接地してドキッとする。
舵角が付いた状態でアクセルを開けると、その体制のまま加速を始める。
普通のロードバイクだとアクセルオンでリアタイヤに駆動力を感じながらさらにバイクが内側に食い込んでいく感覚となるが、FXDLSは同じ弧を描きながら加速しコーナーを抜けていく感じ。挙動の変化が無いので、ちょっと違和感というか操縦してる感が薄い。
しかし、立ち上がりで2,000回転以下でアクセルをワイドオープンすると、車体全体を震わせながら物凄い勢いで加速する。この辺りは大排気量Vツイン、これがハーレーか!まるで馬に乗ってギャロップしてるようだ。
しかし油断は禁物。調子に乗ってハイスピードでコーナーに突っ込んだ時、路面が荒れているとストロークが数センチしか無い前後サスゆえ路面のギャップを拾いきれずアウトにはらんでいく。
重量級の車体と浅いバンク角ゆえ、破綻した時の修復は緊張感ハンパない。
無理は厳禁。
自宅近くに着く頃には総走行距離も800キロを超えたので、そのままショップに持ち込み、初回点検、オイル交換をしてもらう。
FXDLSは、一日ショップ入り。
2週間で800キロ、「早いね!」と驚かれる。しかも、うち高速は100キロ走ったかどうか。さらに驚かれ、ちょっと優越感を感じる。
実は以前R100RSの慣らしの時、一気に1000キロ走った方が調子よくなると言われ、1日500キロ走って初回点検を迎えたことがあり、そのバイクは凄くエンジンの調子がいいとブログにも書かれたことがある。メーカーは別だが基本は同じだろう、とできるだけ短期間に距離を走りたかったし、慣らしはできるだけ全部のギアで違う回転数を使うようにした方がいいとどこかで読んだので、下道で頑張ったのである。