当ブログはハーレーダビッドソン ローライダーSに関する内容で基本書いてますが、今回は
ちょっと趣向を変えて
もう一台の愛車でのツーリング記にしてみました。


距離的にはお手軽、でも冒険心が昂るツーリングコース、
奥武蔵グリーンライン
をお手軽なニーハンバイクで走破してみます。

今回は顔振峠までの前半の部です。


奥武蔵グリーンラインはハーレーでもいけないことはないですが、路面状況的に無理してまで行くこたあない!と思ってます。

お手軽なニーハンが一番楽しいコースです。


まずは、日高、毛呂山、越生、都幾川、小川と抜けて東秩父へ。

東秩父道の駅和紙の里に寄る前にちょいと寄り道。

県道11号で槻川を渡ったところで左折。

旧大河小学校腰越分校




小さな分校です(でした)。
今は、「文化財整理室」とあるので公民館的に使われているのでしょう。

ゆったりと余生を送る幸せなチビ助木造校舎です。

残念ながら校門はゲートで閉じられていて、敷地内に踏み込めませんでした。




詳細はまた別記事でご紹介します。


東秩父道の駅でトイレタイム。この先、長〜い山間部道が続きますのでね。
道の駅を出て、県道11号を落合橋のT字路で曲がれば定峰峠から奥武蔵グリーンラインとなりますが、
今回は直進、県道294号をしばらく進んで左折、
大内沢 花桃の郷方面へ向かいます。



春は桃の花が綺麗な公園がありますが、秋ですので何もなく素通り、
公園と大沢内集落を過ぎると、道はいっそう細く狭い林道に。


登っていくとふいに別荘地?になります。
小洒落た建物が数軒。





別荘地を過ぎて、かなーり狭い道路で路肩ぎりぎりに崖が迫る、しかも左側は斜めっている超難所、対向車が来たら恐怖!
こんなやばい道を抜けると、



茱萸(ぐみ)ノ木峠で林道三沢坂本線に合流。



右側の道が大内沢からの道。



林道三沢本線を南へ進み、

秩父高原牧場(いわゆるモーモーメーメー)を目指します。


所々に紅葉。



途中で二本木峠に差し掛かります。
ここは春にはツツジが綺麗な場所。



さらに進み、牧場が見えてきました。



モーモーメーメーの秩父高原牧場に到着。



モーモーメーメーからは
いったん槻川へ降りて、県道11号に戻り、定峰峠へ。


ここからが奥武蔵グリーンライン
さあ、行くぞ。

白石峠
堂平天文台に寄りたいところですが、さきざき寄るところもあるので先へ進みます。
この峠は複数の道が交差していて、どっちへ進むべきか分かりずらい💦




一見、この先通行止めっぽい看板。
でもご安心あれ!単なる注意書きです。





大野峠



大野峠、狩場坂峠の中間辺。眺めの良いところにて。
こういう眺望のある所が時々現れます。



狩場坂峠
ここは駐車場が広く、車、バイク、自転車が多く駐車しています。




嵐山方面の眺め。




進みます。

ちょっと道の開けたあたり。
広葉樹から空が見える明るい場所。
いかにも奥武蔵グリーンライン、な風景



奥武蔵グリーンラインを通行する上での注意として、
特に狩場坂峠から檥(ぶな)峠辺りまでは
所々に、気をつけないとやばい路面の箇所があります。

写真の↓ここもそう。

おそらく2019年の台風の爪痕でしょうが、崩落した路肩の盛り直しはできているものの、未舗装で写真の右端にかろうじてアスファルトが残っています。
まあ、ほんの30メートルくらいなものですけど。


また、今の季節は
路肩が落ち葉で埋もれ、車道が狭くなっている上に、どこまでアスファルトなのかわからない、とか、
左側が即、崖なんだけど、狭い道でかつ路肩が左に傾いて荒れている、対向車きた時左に寄るのがとても恐怖、
なんてところが何箇所もあります。

直前に差し掛かるまで分かりにくいので、スピード出し過ぎは危険、と心得ください。

車やバイクだけで無く、自転車、ランニングする人、ハイキングの人も多いです。


飯盛峠



広葉樹林だけだなく、針葉樹林も多いです。
秋から冬は、斜めからの柔らかい日差しで路面にできる縞々陰が良い雰囲気を醸します。

こんな感じ。
ただ、見ての通りこの箇所は、馬の背のような狭くて細いところ。対向車が突っ込んできたら恐怖です。



奥武蔵グリーンラインから少しそれて、
高山不動尊へ立ち寄ります。

  
高山不動尊へは右手の下り坂に進みます。
急坂なコークスクリューです。

このように木村拓哉風表現で、「下が輪っか」の道



しばらくコークスクリューを降りると駐車場。
ここからは徒歩です。



何かはわかりませんが古く立派な、門?




水場があります。
たまたま居合わせた地元の方らしき中年女性が
「どうぞお飲みください。美味しい水ですよ。」
と。



周りに民家も無いのに、不意に現れた女性。
多分、化けたキツネではないと思われますが。。

蛇口があって汲めるようになってます。
蛇口を捻るとこのように潤沢に流れでて、
普通に美味しい水でした。



宿坊と思われる建物が数軒あります。
先ほどの水場は、こちらのための上水なのでしょう。



この辺りから登りの歩道になります。
板で階段状に整備されていますが、いつ踏み抜いてもおかしくない痛み具合でした。。



少し登ると銀杏の巨木
瘤が何本も垂れ下がって、すごい姿です。



樹齢八百年とのと。



踊り場状になっている右脇に小さな校舎。



高山小学校です。
分校じゃないんだ。。
今は廃校です。
多分、宿坊で暮らす子供たちのための学校だったんでしょうね。



さて、最後の心臓破りの石段を登ります。
壁のように迫る急な石段です。



40度くらいの傾斜かな。


上から見下ろした図。
かなりの急坂。
ライディングギア身に付けたまま登るのは結構ツラい。


登り切ったらかなり息が切れました。
ふう。老いだな。。


高山不動尊不動堂

当日は他に観光客、ハイカーが数名いましたが、一人で来ると本当に静かな所です。
ここに立つと、不思議なくらい空気が綺麗に澄んでるように感じられます
良い気の流れがあるのでしょうか?
そういう霊感的なものは持ち合わせてはいないのですが、本当、そんな感じです。


紅葉すると、とても美しい。。。のですが、
まだ少し早かった。



土足で上がれる堂内。




見上げると天井板がなく、屋根の骨組みが直に見えます。


自然に曲がった木材を組み合わせて造られていて、こんな立派なお堂の屋根を造り上げる技術に驚愕します。


昔の人の技術は凄い〜


バイクが一台、お堂のところまで来ていました。入れるのかな?
後で進入経路が分かりました。



駐車場に戻ってみると、車とバイクが2台増えてました。
広くない駐車場なんだから、そんなスペースを無駄に取るバイクの停め方はないだろうに。
マナーの悪い。。
私のニーハンは一番左、写っていませんが、すぐ隣に小屋があり、出来るだけ寄せて停めています。



駐車場出て、「下が輪っか」な道を登りグリーンラインに戻ります。
戻る途中にこんな古びた民家があります。
いい感じです。



軒下の金具も装飾されていて、"巻いています"。



もう少し登り進んだところ。
左に入る道。お堂脇に停めてたバイクはここから入ったんだな。。


諸車侵入禁止」ですよー!
ここからバイクで入ってはいけません!

が、下の駐車場でUターンしてここまでバイクで登ってくれば、確かに楽にお堂にアプローチできます。
細身の車体なら脇に停めても支障は無さそうなので、良い子良い老はそのようにしましょう。




傘杉峠



顔振峠(かあぶりとうげ)


顔振峠には、茶屋が二軒あります。そのうちこちら、
平九郎茶屋でお昼です。



前半はここまで。

後半は、平九郎茶屋から、天文岩、北鎌湖です。